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舌について
2008年8月27日(水)13:23:10相談者:hana 【山梨県】 女性 30歳
出っ歯ということで、矯正をはじめて4ヶ月が経ちます。
この半年間で、親知らず4本と4番の歯を4本抜きました。
徐々に犬歯が後ろに下がり、歯並び自体はきれいになっていると思うのですが、下あごが小さくなった割に舌が長いのか口を閉じているときに以前のように舌が口の中に収まらず、歯形がついたり痛みがあったりと気になります。
歯科医に相談したところ、成人なので時間はかかるが自然に舌が小さくなっていくと言われたのですが、本当にそのようにあごの大きさに合わせて舌の長さが変わっていくのでしょうか?

回答 Re:舌についた歯形と痛みについて
2008年8月31日(日)20:17:15回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 hanaさん、こんにちは!矯正治療がんばってください。

 さて、舌と歯の関係ですが、私はかなり密接な関係があると考えております。
 ピーナッツを咬む時には70kgくらい、リンゴをまるかじりすると40kgくらいの力が歯にかかりますが、このために歯が移動するということはありません。
 我々が歯を移動する時に使用する力は、50gくらいから150gくらいです。つまり、歯は瞬間的な強い力では動きませんが、持続的な弱い力によって移動すると言うことです。
 この事から、舌で前歯を押す力や口唇で歯を押し込む力が歯の位置を支配しているとも考える事ができます。

 hanaさんの場合には、舌に歯形がついたり痛みがあると言う事ですが、これは矯正治療を行ったからではなく、治療前からついていたのではないでしょうか?
 治療開始4か月であれば、歯並びをとりあえず真っ直ぐに並べて、犬歯を後退している時期ですから、まだ舌の入る空間が狭くなっているワケではないと思います。

 また、舌は筋肉の塊ですから、長さや大きさ、形は自在に伸縮しますので、自分で自由に変えられます。このため、舌が大きいとか小さいとか言う判断は非常に難しい場合が多いです。むしろ、力があるとか力がないという様な判定の方が正しいと言えるでしょう。
 舌が大きいとか、歯形が舌についてしまうのは、舌の筋肉の力が弱く、弛緩していると考えた方が良いでしょう。

 従って、「自然に舌が小さくなっていく」と担当医が言っているのは、「新しい前歯や歯列弓の大きさに合わせて、舌の動きや舌の力も順応していく」と言う事だとお考えになった方が良いと思います。

 ここからは、私の私見ですが、hanaさんのように舌に歯形がついていたり、強く舌を歯に押し当てる癖がある方の場合は、その癖が「出っ歯」の原因になっている可能性があると考えています。
 このため、「舌の練習:口腔周囲筋機能訓練法(MFT)」を行って、舌を歯に強く押しつけない癖をつける事が、前歯をたくさん後退するために必要と考えています。
 つまり「自分で舌を歯に押しつけないで飲み込む練習」が必要と思います。
 一度、ご自分の飲み込み方をじっくり観察してみると良いでしょう。

タイトルなし
2008年8月26日(火)09:44:58相談者:mayoi 【東京都】 女性 44歳
13歳になる子供の矯正をする為にセファロを撮ってみたら、右上1番の根近くに過剰歯がある事が判明しました。Dr.からはその過剰歯を抜き、根が既に吸収されかけている(様に見える)右1と健全な左1も同時抜歯、それから装置をつけて側切歯を中央に移動、最後に歯冠の大きさ整形の為に被せて1番に見立てるという方法を薦められました。が、親としては1番抜歯に抵抗があり悩んでいます。 Dr.はそれが一番早い方法とも言いますが、‐さな2番を寄せて削って被せたところでどれだけ自然な見栄えになるのか? 3番も先端や厚みを薄く形成して2番に見立てるということになれば3もいずれ抜髄ということになるのでは? なるべく自然歯を残したい。
 そこで過剰歯は抜く際に右1が残せそうであればとりあえず前歯は2本残し、当初の予定通り左右4番抜き矯正、その途中や後で右1番が抜け落ちてしまったら、その時にインプラントやブリッジというような考え方は矯正ではダメなのでしょうか? 何か、他の方法があるのであれば今から医院を変えてでもと思っています。次の検診までに答えを持っていかねばなりません。宜しくお願い致します。

回答 Re:根吸収の可能性がある中切歯の抜歯について
2008年8月26日(火)12:18:22回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 mayoiさん、難しい質問ありがとうございます。
 上顎中切歯の抜歯には抵抗が大きいのは、本当に良くわかります。
 また、mayoiさんのおっしゃるように中切歯を抜歯しないで、通常どおり4番を抜歯して矯正治療を行なう方法も充分可能な感じがします。

 mayoiさんは、本当に頭の良い方のようですね!驚くほど適切なご指摘です。
 現在の担当医には、「家族で検討した結果」と前置きして、上顎左右中切歯の抜歯は希望しない事をお伝えして、治療は保留にして下さい。

 私も拝見せずに意見を書いておりますので、mayoiさんのお子さんの場合には、他の矯正歯科医の意見も、ぜひお聞きになる事をお勧めします。
 矯正歯科医と呼べる先生は、最低、日本矯正歯科学会の認定である事。できれば「専門医」の資格を持っている先生が良いでしょう。現在、認定医は全国で2000人くらいおりますが、専門医は200人程度です。また、日本臨床矯正歯科医会のメンバーであればなお安心でしょう。

 ただ、右上1番の根付近の埋伏歯は放置すると、さらに永久歯の根の破壊が進む可能性がありますので、長期間放置しない方が良いと思います。最近は歯科用の非常に精度のよいコーンビームCT(CBCT)という断層写真の検査機器が普及しつつあり、当院でもこの機械を他院で御借りして3次元画像を構築して、埋伏歯と中切歯の根との位置関係がかなり詳細に解るようになっております。
 また、何かご心配な事があれば、書き込みお待ちしております。


左右非対称の矯正方法について
2008年8月27日(水)21:52:12返信者:mayoi
早い回答を頂け驚きと同時に心から感謝致しております。
 右1番の根吸収の進度が心配なので、最寄の医院にてデンタルXで確認しましたところ、フィルム上で根を2mm程度残す位まで吸収されていました。おまけに押すと痛みがあると言います。
それでも矯正をしないなら持つまで持たせるのも良しなのでしょうが、矯正には耐えられないことを考えると抜くしかないのでしょうね?

 そこで疑問なのですが、左右対称ではありませんが左1を残して矯正するということはできないものなのですか? 
〆4はスペース確保の為に抜歯、出っ張っている左13を正中を合わせて引っ込める 
右歯列を中央に少し寄せ、右2で大きさ調整しを11に見立てる 
1βΨ箚峽彁纂亜А(右1抜歯後スペース約7mm)−(右2が1になる追加幅約2mm)−(口蓋側にずれている右5が歯列に収まるのに必要な追加幅約1mm)≒右歯列移動距離4mm程 

 こう考えると歯の移動距離も少なく、最小限の抜歯と切削で済むと思うのですが、
Q.1 右歯列のみが正中に4mmずれるという様な、“左右非対称の矯正”というのは、咬合の問題などから禁忌又は不可能な方法なのでしょうか? 
Q.2 可能な場合、よほどDr.を選ばねばできない難しいケースでしょうか?

回答 右上中切歯の歯根吸収の際の非対称な仕上げについて
2008年8月31日(日)20:14:42回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 mayoiさん、右中切歯の根吸収は本当に残念です。あと2mmしかない根ではどうしようもありませんね!抜ける直前の乳歯のような状態ですので、この歯はあきらめるしかないでしょう。
 それでは、ご質問にお答えします。

Q1.“左右非対称の矯正”というのは禁忌ではありません。残存している歯の要素により、非対称にしか配置できない場合もあります。しかし、患者さんの「矯正したのに!」という思いからすると、ご満足いただけるかどうかは解りません。「左右対称」というのは、美しさの基本の一つになっており、抜歯した中切歯の代わりに側切歯を補綴し、犬歯を側切歯に形態修正しても、とても対称とは言えないからです。多分、今、mayoiさんが頭えで考えているよりも、できは良くないものと覚悟して下さい。

Q2.「よほどDr.を選ばねばできない難しいケース」というか、誰がやっても難しいでしょう。むしろ、そのドクターの好みの問題になります。幸い、私などはこのような非対称を目立たせないで仕上げる経験を複数持ちますので、あまり嫌いではありません。
 前回のご質問にあった担当の矯正の先生は、きっと非対称な仕上げの症例で、あまり良い思い出がないのだと思います。

 さて、ここで私からの提案ですが、埋伏していた過剰歯の状態はいかがでしょう。
 中切歯の根をほとんど吸収するくらい立派な埋伏過剰歯であれば、この歯を抜歯せずに中切歯の位置に誘導して、歯冠の形が悪ければ中切歯の大きさと形に修正すれば。患側の側切歯、犬歯はイジらずに済みますので、一石三鳥くらいにはなると思いますが。
 ぜひ抜歯してしまう前にご検討下さい。
 また、書き込みをお待ちしております。

隣の歯の神経が死んだ?
2008年8月25日(月)17:39:51相談者:みさき 【大阪府】 女性 37歳
矯正治療にあたり先に口腔外科で右前3番の歯茎に完全に埋もれている歯を抜いてくるように言われました。で、先日その歯を抜きに行って来ました。歯茎を切開し30分ほどかけて2度分割し抜いてもらいました。術前の説明ではもしかしたらの確率で2と4の歯牙に失活の可能性があるかもしれないということでしたが、一応無事成功という形で抜歯を終えました。それから一週間経ち今日抜歯に行って来ました。腫れもほぼ治まりすべて順調でした。そして2と4の歯の神経に傷がついていないか電流を流すチェックをしたところ4の歯がまったく痛みを感じなかったのです。先生も初めから4よりも2の方を可能性として心配されいたぐらいなので「えっ?4痛くないの?おかしいなぁ・・」と仰いました。今日まで糸がついていたのでまだ歯茎には引きつれのような違和感があり神経がちょっと鈍感になっているだけだといいのですが・・とりあえず経過観察ということになりました。このようなことはよくあるのでしょうか?(一時的に鈍感になること)もし歯牙失活となれば後々大変なのでしょうか?先生は腕が良いと紹介されたその道26年のベテラン医師でした。





回答 Re:埋伏歯の抜歯で隣の歯の神経が死んだ?
2008年8月26日(火)12:13:41回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 みさきさん、こんにちは。埋伏犬歯の抜歯お疲れ様でした。
 犬歯の埋伏や傾斜よる隣接歯の根吸収は、私も最近かなりたくさん経験しています。
 局所麻酔だけで、30分で二分割して埋伏犬歯を抜歯するのは、かなり手際が良い手術と思いますょ。

 手際が良い手術だからこそ、その副作用も軽くお考えのようですが、今回抜歯された犬歯は、かなり大きなもので、犬歯を抜歯した後に骨に空いた空洞も、ピストルの玉2つ分くらいのものが摘出されたと御考え下さい。

 これにより、関連する隣接歯が影響を受けない方が稀とは思いませんか??
 ましてや、手術後1週間では、当然、みさきさんもお書きになっているように「一時的に神経が鈍感になっている」と考えるべきでしょう。担当医が「え、4痛くないの?」と言ったのは、問題が生じるとかも知れない思っていた2番ではなく、4番の反応が鈍かったために出た言葉で「大変な事になった」という意味ではありませんのでご理解下さい。

 また、もし仮に4番の歯髄が失活したとしても、これは埋伏していた犬歯の位置によるもので、決して手術してくれた口腔外科医の責任ではありませんので、ご忠告を申し上げます。失活した4番も根管治療という神経の治療を行なえば、今後も長く使用する事ができますので「もし歯牙失活となれば後々大変」という事はありませんのでご安心下さい。

 今回は担当医の「え、4番痛くないの?」という言葉が、みさきさんの大きな不信感に繋がったと思いますが、書き込みから判断する限り、おおきな問題はないケースと思います。担当医にもせひ同じ質問をしてご確認下さい。


Re:隣の歯の神経が死んだ?
2008年8月26日(火)17:58:10返信者:みさき
早々のご解答ありがとうございました。
抜糸を抜歯と書いてしまったり、つたない文章だったのに私の言いたかったことを完璧に理解してくださっているので、とても嬉しかったです。
主治医に対する不信感を持った!!ってわけではないです。良い先生だと思っています。仮に4番が失活していても事前説明で聞いていますしそれは仕方のないことと考え引き続き治療をお願いするつもりです。ただ気休めですが「一時的に鈍感になっていることもありえる」とここでご解答をいただき安心しました。そうであること祈ります・・。
それにしても抜糸したら歯茎の不快な引きつれ感はもう少し軽減されるものと思っていましたが、昨日今日で、それほど変わりません。そんな大きな穴があいたのですから仕方ないのですね。あとは日にち薬、我慢あるのみですね・・。

正中線
2008年8月25日(月)12:32:02相談者:てつろー 【福岡県】 男性 26歳
初めまして!矯正初めて6年になります。
そろそろ終わりに近づき最終段階にやっと入りました。
色々不満や疑問などあるんですが、
一番気になる悩みが、歯の噛み合わせた時の前歯としたの前歯の中心がずれていることです。
矯正の先生は「顎がズレているから」とおっしゃいました。
けど自分で顎を横にずらせばまっすぐ一直線になります。
自分ではきれいな歯並びを想像していたんですが、こんなことはよくあることなんですか?ぜひアドバイスをいただきたいです。
宜しく御願いします。

回答 Re:仕上げの際の正中線のズレ
2008年8月26日(火)12:11:53回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 てつろーさん、初めまして。6年間の矯正治療本当にお疲れ様でした。苦労したのに、100%の仕上がりでない事へのこだわりは、本当に良く解ります。

 矯正治療は、元々患者さんが持っている「あご」と「歯」をどのように上手く咬み合わせるかと言う事が重要です。まず、奥歯がしっかりと咬んでいる事。上の前歯が下の前歯に被さる量がおおね正常である事。そして、となり同士の歯が隙間なく連続しており、咬む動作がひっかかりなくスムースに行なう事ができ、前後方向と左右方向へあごをズラした時に、ガイドがある事。などなどが仕上がりの必要要件です。

 この時に患者さんによって、仕上げに優先すべき事項が当然あります。その中で、上下の正中を合わせる事はかなり優先度が低い事項です。
 また、上下の歯やあごは動いて物を咬み砕く事が最も重要な事ですから、物を咬まないで閉口した時に少し上下の歯の中心が一致しないくらいは、大きな障害にはならない事はご理解いただけると思います。
 また、御自分で少しあごをズラせば真っすぐになり、担当医も「あご自体のズレ」を指摘されているようですから、誰が治療しても多少の左右のズレは残ったのではないでしょうか?また、このような正中のズレは臨床上良く起こります。

 矯正治療は、規格化された部品を間違いなく組み立てていくパズルやプラモデルとは違います。患者さんにより、すべて条件の異なるあごや歯をできる限り、機能的に咬む事のできる状態に移動していくものです。さらに、これを通常の生活をしていただきながら行なうワケですから、まさに走っているトラックのタイヤを走らせながら治すようなものです。

 矯正治療の価値は、矯正治療を行なう前と治療後の歯の位置の移動量にあります。大きな全体の改善はさておき、小さな正中のズレのために全体の治療の価値が不満だけで終わるのは、矯正医としてとても寂しい気持ちでいっぱいです。


受け口の治療方法
2008年8月20日(水)09:51:32相談者:こやまん 【大阪府】 女性 40歳
はじめまして。息子10歳の歯について相談させていただきます。小さい頃より反対咬合で様子を見ましょということで今にいたります。現在は反対咬合プラス上の歯が一本飛び出てます。二番目の歯が横を向いていて四番目の大人の歯は上から出てこようとしている状態です。
矯正の先生には、相談に行き一件目は、乳歯の犬歯を抜いて上の歯と下の歯のスペースを作り治療していくということ。将来的には小臼歯を抜く可能性があるかもとのことです。(受け口が骨格的原因ではないとして)
あまり、犬歯を早く抜くと上あごの成長に影響があると聞いたので躊躇しています。また二件目は、骨格的要素が強い可能性があるため下あごの抑制、ヘッドギア、チンキャップ?でしょうかこれを、つけての治療です。
チンキャップについては、あごを痛めるということを聞いたので、どうしたものかと悩んでおります。
どちらも、検査は、していません。初診の相談での話です。アドバイスお願いいたします。

回答 Re:受け口の治療方法
2008年8月24日(日)18:29:59回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 こやまんさん、こんにちは!なんだか情報が氾濫し過ぎていて、混乱されているようですね!ここは、少し整理して考えられたら良いのではないでしょうか?

 最も大切な事は、物事には「原因」と「結果」があり、反対咬合の治療も原因を取り除く事が治療の基本になります。
 つまり、何が原因で反対咬合になっているのか?
 また、現在の反対咬合を放置する事が原因となって、増悪する事があるのかどうか?
 と言う事を、まず「はっきり」させる事が、治療を開始するかどうかの判断の分かれ目になります。

 1件目の矯正の先生は、骨格自体の不正がないのであれば、上の前歯の歯並びを整えて、咬み合わせをしっかりさせておいた方が、今後のあごの成長も軌道にのるでしょうという事です。
 2件目の矯正の先生は、骨格自体の不正の要素があるので、チンキャップなどのあご自体の位置をコントロールした方が良いでしょうという事です。

 つまり、お二人の先生は少し気になっている所が少し異なるようです。1件目は前歯の歯並び。二件目は顎の位置です。しかし、1件目の先生も「受口が骨格的な原因でないとして」という注釈をつけられているので、もし骨格性の要因が強ければ、顎自体の治療も行なうという様に考えて良いと思いす。

 ところが、こやまんさんは、1件目の「乳歯の犬歯を抜いて前歯の咬み合わせを整える治療」に関しては「犬歯を早く抜くと上あごの成長に影響がある」事を気にされ、2件目の「顎自体の位置を治療する」事に関しては「チンキャップは、あごを痛める」という事で躊躇されているようです。

 確かに乳歯の犬歯の早期抜歯についての意見やチンキャップに対する異論はありますが、どんな治療も使い方を間違えれば副作用が生じます。この副作用を最小限に食い止めることは重要ですが、この副作用の可能性があるからと言って治療を行なわないと言うのはいかがなものでしょう。

 さらに、女の子では小学校5年生から6年生にかけて、男の子では6年生から中学生にかけて年間10cm近く身長がのびる「思春期性の成長のスパート」と言われる時期があります。この時期は上あごよりも下あごばかり大きくなる時期であり、治療を行なわないで放置すると、骨格性の要素がある方はさらに増悪し、歯の要素が強かった方反対咬合の方でも骨格性に移行する時期です。

 つまり、治療の方法に対する小さな異論や副作用の危険性を気にされて、大きな治療のチャンスを逃さないように、しなくてはならないのではないでしょうか?あえて言わせてもらうと、素人の生療法はとても危険です。良かれと思って知人から情報を集め、ネットで情報を集め、複数のドクターに話を聞き、そして、情報の海に溺れてしまって、治療のチャンスを逃している患者さんがあまりにも多い事がとても悔しいです。

 私は矯正治療で困られている患者さんが、なんとか情報に溺れない助けになればと思って、この掲示板を担当させていただいております。
 勿論、患者さんが治療の善し悪しを判断される事はとても大切です。
 しかし、あまりにも担当医の判断を軽視すると、結局、良くない結果になる事が多いように思います。

 まず、気の合う信頼できる担当医をみつける事が、最も重要と思います。
 また、こやまんさんのお子さんは、すでに10歳ですから、なるべく早く精密検査を受けて骨格性の要素がどの程度かを判定された方が良いでしょう。


Re:受け口の治療方法
2008年8月25日(月)02:02:08返信者:こやまん
>はじめまして。息子10歳の歯について相談させていただきます。小さい頃より反対咬合で様子を見ましょということで今にいたります。現在は反対咬合プラス上の歯が一本飛び出てます。二番目の歯が横を向いていて四番目の大人の歯は上から出てこようとしている状態です。
>矯正の先生には、相談に行き一件目は、乳歯の犬歯を抜いて上の歯と下の歯のスペースを作り治療していくということ。将来的には小臼歯を抜く可能性があるかもとのことです。(受け口が骨格的原因ではないとして)
>あまり、犬歯を早く抜くと上あごの成長に影響があると聞いたので躊躇しています。また二件目は、骨格的要素が強い可能性があるため下あごの抑制、ヘッドギア、チンキャップ?でしょうかこれを、つけての治療です。
>チンキャップについては、あごを痛めるということを聞いたので、どうしたものかと悩んでおります。
>どちらも、検査は、していません。初診の相談での話です。アドバイスお願いいたします。

Re:受け口の治療方法
2008年8月25日(月)02:11:26返信者:こやまん
小笠原先生、丁寧なお返事ありがとうございました。凄くよく分かる、お返事と回答で、正直心の中を覗かれた感じでした。早速、子供ともども、信頼できる先生に、検査をしていただくようにしたいと思います。アドバイスありがとうございました。また何か、迷ったときは、ご相談お願いします。ありがとうございました。

歯が動かない
2008年8月13日(水)10:33:39相談者:うさぎ 【愛知県】 女性 26歳
矯正初めて2年になります。
歯並びはだいぶよくなってきましたが、歯槽骨と歯根が癒着していて、歯が動かない歯があり、上の歯が全体的に左によってしまっています。医者に歯を抜いてしまうのはもったいないので、左に寄ったまま終了という方法にすると言われました。しかし、どうしても左に寄ってしまったままだと気になります。
このサイトを見て脱臼させて移動させる方法があることを知りました。軽く脱臼させる処置は難しいことなんでしょうか?

回答 Re:癒着歯の脱臼について
2008年8月20日(水)13:27:44回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 うさぎさん、こんにちは!ちょっと難しい質問ありがとうございます。
 少し考え込んでしまい、回答が遅くなりました。ゴメンなさい。
 癒着歯については、この掲示板でも何度か登場していますので、癒着のメカニズムについてもすでに以前にかきましたので、省略させていただきます。

 確かに、うさぎさんがおっしゃるように、歯並びがキレイになればなるほど、左右のズレは気になるものです。
 癒着歯を軽く脱臼させる方法ですが、意外に効果のあることが多いです。私の患者さんでも。上の前歯が鼻の方を向いていたのを、脱臼して正常な方向へ牽引中です。しかし、全ての症例で効果があるというワケでない事だけはご理解下さい。私の矯正専門医の後輩の診療室では、すでに数度の脱臼を試みても動かない例もあります。

 ご質問の「脱臼の仕方」はなかなか難しいです。私の場合には口腔外科の専門医にお願いして脱臼していただいておりますが、矯正の先生が御自分で脱臼される方もおります。 技術的にはすでに学問を越えており、「刺身を作る」「リンゴの皮を切らずに最後まで剥く」ような技術の範疇です。

 私と一緒に仕事をしている口腔外科の先生は、手術中は冗談ばかりの先生ですが、ゆで卵の薄皮をたまご側にキレイに残したまま、外側の堅いカラだけを外すような、薄氷を踏むような緻密な技術を持っています。これは、すでに職人の域になりますネ!手術中は、目がギラギラして、少し怖いですが!!(笑)
 この点、論文をたくさん書いていらっしゃる偉い大学の先生とは、また違った尊敬すべき先生と私は思っています。

 りんごさんに、少しでも役にたてば嬉しいです。
 ぜひ、担当医とも良く相談してみて下さい。


こんにちは 
2008年8月7日(木)09:42:38相談者:神楽 【滋賀県】 女性 14歳
私は 出っ歯で上だけアイブレイス 
下は普通の?〈ブラケットがセラミック〉をしています 
普段は何も問題ないのですが 
今オーディションなどをたくさん受けていて
思いっきりせりふを読んだりすると見えてしまうんです
そこで、
その日だけでも 矯正を隠すもの?的なもの(カバーみたいな)が
出回ってたら 教えてくださいませんか
自分は樹脂粘土で色々やってみたけど無駄でした

回答 Re:矯正装置を隠すカバーはないの?
2008年8月11日(月)20:39:28回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 神楽さん、こんにちは!下顎のセラミックが見えないカバーはないかという事ですね!ご自分でも色々工夫されているようで、感心してます。なんとか、力になれれば良いのですが・・。

 残念ながら、そのようなカバーはありません。あまりしかっりと固定してしまうようなカバーだと歯の移動を止めてしまいますし、あまりに固定がゆるいとズレて非常に使いずらく、「思いっきりセリフ」を読めなくなります。

 僕はいつも疑問に思うのですが、やはり芸能関係のオーディションの場合には、ブラケットが見えると不利なのでしょうか?最近は大物芸能人も平気で外側に矯正装置をつけて写真に写っているのを良く見かけますが。勿論、時代劇の役者さんの歯にブラケットがついているのは不味いのは解りますが、それ以外ではあまり問題ないような気がします。いかがなものでしょう??

 また、とても美人の女優さんや歌手の方の中でも、矯正装置を着けられないので、八重歯を抜いてブリッジを入れたりするのを聞いて、矯正歯科医としてはとても悲しい思いをしています。八重歯くらい小臼歯を1本抜けばそれほど時間もかからずに直ぐに治せるのに、まるで30年前に治療のような気がするのですが・・。犬歯をなくすのは、一生後悔する事になると思います。
 僕の方から教えて欲しい事がいっぱいです。お返事お待ちしております。


Re:こんにちは 
2008年8月17日(日)21:17:11返信者:神楽
教えて下さりありがとうございました
そうなんですかぁ
でも大丈夫です

声優っていうのが
あったんで

言われてみればちらほらいますね 
モデルや歌手でも 矯正してる人は

じゃ 樹脂粘土でがんばりまぁす(冗談!

12歳子供の歯科矯正について
2008年8月6日(水)18:40:30相談者:かえる 【岐阜県】 女性 38歳
2005年6月(小3)左上2歯が左90度に回転(左上1歯と向きが垂直になった状態)して生えており、これを矯正する為左右上第6臼歯に針金を固定して矯正を始める。
2005年12月矯正目的の左上2歯が過剰歯であると言われこの歯を抜歯する。その後も矯正は続ける。
2007年4月(小5)針金の矯正装置を一旦外し様子を見ると言われる。この時に左上2歯であると思われる永久歯が左上1歯から離れたところに生えており、左上3歯(犬歯)はまだ生えていない状態だったが、2と3が順番が逆に生えてくる可能性があると言われる。その場合また別の矯正をしなくてはいけないと言われる。
2008年7月(小6)左上3歯(犬歯)と思われる歯が左上1歯の隣から生え始める。やはり順番が逆である感じ。
ここでお聞きしたいのは
,海裡嫁間の矯正の意味はあったのか。矯正目的であった左上2歯は結局過剰歯として抜歯された。
過剰歯として抜歯された歯は本当は抜くべきではなかったのではないか。今、左上2歯と思われる歯が、本来の抜くべき歯ではなかったのか。
これまでの矯正費用は返金できるでしょうか
アドバイスをよろしくお願いいたします。

回答 Re:側切歯の過剰歯はどちらを抜歯した方が有利?
2008年8月11日(月)20:15:33回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 かえるさん、難しいご質問ありがとうございます。
 上の側切歯の過剰歯はどちらだったのか?と言う事ですネ!

 このような場合、2つの視点から考える必要があります。
 一つは2本ある側切歯のうち、どちらが過剰歯で、どちらが本来の側切歯なのか?
 二つ目は、犬歯が中切歯の隣に生えて来る事を考慮に入れると、どちらを抜歯した方が有利かという事です。

 文章を拝見すると、犬歯は本来の位置ではなく、中切歯の隣から生えて来ているようですので、側切歯と犬歯の位置が入れ替わっている「移転」の状態のようです。このような場合には、犬歯が移転した位置に萌出する時に、その位置にすでに生えている側切歯(90 度か移転した歯)の根を吸収してしまうことが良くあります。

 ここからは、私の想像ですが、初診時には90°捻れている歯を修正して側切歯として使用する予定で治療を始めたのですが、途中で犬歯が本来側切歯が生える位置に向かって萌出を開始したのではないでしょうか?このため、犬歯によって根を破壊されそうな不利な位置にあった90°捻れた歯を抜歯して、犬歯を萌出させる事にしたのではないでしょうか?犬歯と離れた所に生えて来た側切歯の位置を交換するのは、大きなリスクを伴いますので、最終的に132という並びで仕上げる予定と思います。

 さてここで、最初の90°捻れた歯の治療は無駄だったのか?というご質問ですが、最初からこの歯を抜歯する予定であれば、当然、この歯の移動は行なわなかったでしょう。しかし、初診時では犬歯の萌出方向がはっきりせず、元々側切歯の位置にある歯を側切歯として修正するのは当然です。このため、初診時での上の前歯の位置の修正には間違いがありません。
 むしろ、犬歯が本来の側切歯の位置に萌出して来て、側切歯の根が吸収しそうになっても、もう一本側切歯として使えそうな歯があったので、途中から90°回転した側切歯を捨てた仕上げに変更したものと考えられます。
 このへんのところが、担当医とかえるさんのコミニュケーションが上手く行っていないポイントのような気がしますが、いかがでしょう??

 以上から考えると、最初の治療は結果として無駄だったのだからお金を返して欲しいというのは、いかがでしょうか?
 さらに、かえるさんの意見では、離れた所から生えてきてる歯を抜いた方が良いとの事でしたが、もしこの歯を抜いていたら、90°回転した歯の根が破壊される根吸収を起こしていたと思います。そういう意味でも、かえるさんの考えられている歯の抜歯は選択しなかった事に感謝すべきでしょう。

 一つの治療も見る方向によっては、別の意味が隠れている事が良くあります。
 ぜひ、担当医ともしっかりとお話をしてみて下さい。
 また、質問があればお待ちしております。

タイトルなし
2008年8月1日(金)10:48:56相談者:りえ 【茨城県】 女性 25歳
以前似た投稿があったのですが、私は小学生の頃気付いたら歯の裏が真っ黒になっていて歯医者で削って取っていました。現在も特に歯の裏の周りが黒くなってしまいます。表面も歯と歯の隙間が黒くなり。削ってもまた繰り返しです。歯科医に相談したところ、唾液の成分が濃くて黒くなりますいと言われました!それが原因なんでしょうか?

回答 歯の着色について
2008年8月11日(月)19:09:08回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 りえさん、初めまして。回答が遅くなってゴメンなさい。
 歯の着色の悩みですね!人より歯に着色しやすいと「なんで?」という気持ちはとても良くわかります。また、この掲示板の過去の質問も読んでくれているようで嬉しいです。

 歯の着色の原因は歯自体の着色や生まれつき歯の色が異なっている場合と、りえさんのように外来性の着色の方があります。

 歯自体の着色や生まれつきの方は、漂白などを行なって改善する事ができますが、色々とリスクも伴いますので、なかなか大変です。
 しかし、外来性の着色に関しては、クリーニングをしさえすれば、元の歯の色になるのですから、それほど難しいものではありません。外来性の着色は唾液に含まれるカルシュームが歯に歯石として沈着し、これに食べ物やお茶などの食物の色素が沈着する場合が多いようです。しかし、それほどお茶も飲まないし、コーヒーなどの色素の濃いものも食べないようにしているのですが、やはり着色しやすい方もおります。この場合はりえさんの担当医が言っているように、唾液の成分自体に問題を持っているのかもしれません。

 「なんで私だけ?」というお気持ちはわかりますが、クリーニングさえ定期的に行なえば、白い美しい歯でいられるのですから、ぜひマメにクリーニングを受ける事をお勧めします。定期的に美容室へ行って髪を整えるような気持ちでいてくれると嬉しいです。定期的に検診とクリーニングを受けると、歯や歯茎の病気の予防には最も効果がありますので、せひクリーニングを欠かさずに!!


歯の着色について
2008年8月18日(月)20:47:47返信者:りえ
先日歯の着色について質問させていただいたりえです。
また相談お願いしますφ(.. )

私は去年出産し今1歳2ヶ月の息子がいます。
その息子の歯の着色についてなんですが!

今上下中央に4本ずつ歯が生えていて、上の2本(裏)に黒く点と着色しているのをちょうど1歳の時に発見しました(>_<)

今は離乳食で夜2回ミルク飲んでいます!
食べ物には気をつけているし、3歳位までは大人の虫歯が移ると聞いたので同じ箸は使わないし、食べかけあげたりもしていないのですが。。。
やっぱり移ってしまったのでしょうか?
それとも遺伝でしょうか?かなりショックでした(;_;)

まだ口を開けていられないけれど歯科に受診に行った方がいいですか???

あとこれからどうしていけばいいのでしょうか?
虫歯になりやすかったり歯周病になりやすかったりしますか!
アドバイスよろしくお願いします(∪o∪)。。。

回答 1歳2か月の乳歯の裏側の着色
2008年8月20日(水)13:26:09回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 りえさん、お返事ありがとうございます。
 1歳2か月のお子さんにも、着色が生じてショックを受けられているようですね!!
 りえさんが、歯の事にとても気を使っており、いろいろ情報を集めて、御自分ができる事を全て実践されているのは、とても感心しました。

 しかし、口や歯は毎日使うものです。どんなに気をつけていても、少しずつ汚れもついて行くものです。特に着色はどんなに気をつけていても、少しずつ溜まって行きます。
 ちょうど、毎日掃除していても、やはり年末には大掃除が必要ですよね!また、お風呂の掃除でも、普通の洗剤では落ちにくいカビがあり、たまには強力な「カミキラー」などで落とす必要があります。

 このように、患者さんご自身ではうまく落とせない汚れを落とすのが、我々歯科医の役割の一つなのです。

 お子さんの歯の裏の着色は特に珍しいものではありません。私は開業以来17年間、ほぼ毎月のように行政の行っている「1歳6か月検診」を地区の保険センターで担当させていただいております。この時には多くのお子さんに歯の裏の着色が見られますので、ご安心下さい。

 1歳2か月であれば、そろそろお母さんが子供の歯ブラシ(仕上げ磨き)の練習を開始する時期です。また、乳歯の場合はムシ歯になってから歯医者に行くのではなく、定期的にムシ歯や歯茎の状態、歯の生え変わりの状態や不正咬合の有無、生活習慣のチェック、着色や歯石のクリーニングやフッ素塗布、歯の磨き方の練習に行くのが一般的です。

 特に、りえさんは歯に興味と「こだわり」を持たれているようですから、ぜひこの年齢から診てもらえる担当医をお探し下さい。そして、ぜひ定期検診とフッ素塗布、歯のクリーニングを受けて下さい。お子さんは、最初は少し泣くかも知れませんが、子供はすぐに慣れてしまいます。担当医はこれまで、りえさんがかかっている先生でもかまいません。ドクターによっては、1歳くらいの子供が得意な先生もおりますが、あまり得意ではない先生もおりますので、行く前には必ず電話で確認して下さい。もちろん、小児歯科の先生は得意なハズですが、小児歯科でなく矯正医でも私のように得意なのもおります!!

 子供の直色は、お母さんの仕上げ磨きの練習が充分できるまでは、特別な事ではありませんので、あまりがっかりせずに、定期検診を受ける、りえさんと気のあう先生をまず探す所から始めて下さい。
 また、ご質問がありましたら、書き込みお待ちしております。



矯正治療についての不安
2008年7月16日(水)15:21:52相談者:あかりん 【静岡県】 女性 32歳
はじめまして、前顎突出での矯正治療を考えている32歳の主婦です。すでに何件か矯正歯科で相談をし、治療についてはやろうと思っているのですが、いくつか不安な点があるので、相談させていただきたいと思いました。
その不安な点とは、
1.歯槽骨と歯根が癒着していて、歯が動かない人がたまにいるとの事だったのですが、実際にはどのくらいの頻度でしょうか、か?また、もしそうなら治療は諦めないといけないのでしょうか?
2.インターネットなどで、矯正治療をすることで、今までの噛み合わせを劇的に変えてしまうから、その変化に脳がついていけず、精神的な悪影響が出ることもあるというような事がかいてありましたが、実際にそのような方はいらっしゃるのでしょうか(私は過去にパニック障害で治療を受けていたため、特に気になります)

本来は、相談した矯正歯科で相談すべきとは思うのですが、仕事の関係で次の診察までまだ時間があるので、こちらに相談させていただきました。宜しくお願いします。

回答 Re:歯が動かない不安と矯正治療による脳障害の不安
2008年7月17日(木)13:09:10回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 あかりんさん、こんにちは。ご質問ありがとうございます。矯正治療は時間も費用もかかり、確かにお口の中の環境を大きく変えるので、躊躇されて当然と思います。

 もうすでに、いくつかの矯正歯科で矯正相談を受けられたとという事ですので、ご質問の件を回答させていただきます。

 最初の「歯槽骨と歯根が癒着していて、歯が動かない」という頻度ですが、これは統計の仕方によってかなり差がでて来るので一概には言えません。交通事故などと同じように、注意していても複数回遭遇してしまう先生もいれば、運良く難しい症例に当らない先生もいます。

 癒着していて動かない場合と根の先端が鈎のように90度に近く曲がっていて動かない場合があります。
 癒着の場合は外傷や炎症などの何らかの原因で、歯根膜が破壊されて骨癒着する場合がほとんどですので、原因になりそうな交通事故などの外傷があれば、比較的容易に予測できます。つまり、これまで癒着の原因となるような出来事がなければ、ほどんどの場合には大丈夫です。
 しかし、根の曲がりは原因になるイベントはほとんどなく、レントゲンでも左右に曲がっている場合には容易に見つけられますが、前後に曲がっている場合には非常にみつけずらくなります。

 私の場合にはこれまで開業して17年になりますが、外傷などによる癒着で歯がうごかなかった事はありません。しかし、根が曲がって動かない事は何度もありました。
 このような場合には、まず動かない原因を見つける事、そして歯を牽引する方向を変えてみること、それで上手く行かなければ口腔外科に御願いして軽く脱臼してから移動する事もあります。それでもダメなら、口腔外科で歯の周りの歯槽骨に刻み目をいれてもらって、癒着している歯槽骨ごと移動する事も考えられます。

 この「歯が動かない」という症状は、初診時には見分けがつかない事が多く、治療を始める前に矯正治療のリスクとして、あらかじめご理解いただくためにご説明している場合がほとんどです。
 ということで、頻度としては交通事故には気をつけて下さいというよりも低いのではないでしょうか?(笑)

 さて、2つ目にご質問ですが、こちらの方が頻度は高いと思います。
 「矯正治療をすると今までの噛み合わせを劇的に変えてしまうため、その変化に脳がついていけず精神的な悪影響が出る」とこの掲示板の過去のスレッドにも、何度もご質問いただいております。もし、これが心配であれば、矯正治療はされない方が良いと思います。

 私の患者さんで、これまで矯正治療が原因となって「精神障害」を発症した方はいらっしゃいません。しかし、治療途中で「うつ病」や「心身症」を発症して治療を途中で中止しなくてはならなかった患者さんやお母さんは何人もおります。急に「障害」を発症されてコミニュケーションをとる事が困難になった方、元から「パニック障害」をお持ちでしたが、うまくコントロールされて外科矯正治療を完了された方もいらっしゃいます。

 「うつ病」や「心身症」「パニック障害」の患者さんは、一般母集団での疫学調査で、100人に1人か2人の高頻度ですので、「矯正治療中に、たまたま発症した」と考えるのが普通と思います。しかし、発症された方はなぜか「矯正治療を行なったせいで発症した」と主張される方がほとんどです。精神障害の発症のメカニズムは、ここ数年で大きな進歩をとげ、「精神病」というよりは「脳病」といった、ある種の脳化学的な変化が発病の原因であり、薬物療法でかなり治療できるという事が解ってきております。

 つまり、歯の移動や咬む環境の変化が脳障害を与えているとは考えにくいのが現状です。私の意見ですが、あまりに障害の原因として矯正治療にこだわって、脳化学的な治療を行なわないのは、その患者さんにとって最も不幸な事と考えています。
 「矯正治療によって不調が発症した」と主張する患者さんの症状は、あまりに類似性が高く、各人様々な矯正治療を行なっているにもかかわらず、同じ症状というのは、やはり別のところに起因する「脳病」と考えた方が自然と思います。
 私の考えはさておき、やはり、あかりんさんが以前のパニック障害が悪化するのではという危惧をお持ちでしたら、無理されない方が無難かも知れません。
 難しい選択と思いますが、またお約に立てそうな事がありましたら、書き込みお待ちしております。

Re:矯正治療についての不安
2008年7月17日(木)22:52:55返信者:匿名
お忙しい中丁寧に回答いただきありがとうございました。

歯が移動しない確率で「交通事故に気を付けてくださいとうより低いのでは?」というわかりやすいたとえで少し安心しました。それに、もし動かなかったとしてもなんとか方法はあるようで、それについてもほっとしています(かなり大がかりにはなりそうですが)

パニック障害のことについては、矯正の担当の先生と相談して治療をどうするか考えていこうと思います。ただ、私の場合は、どうやら産後の急激なホルモンの変化が大きくかかわっているのではないかと、心療内科の主治医に言われています。矯正治療でホルモンが劇的に変化するわけないので、そういった点では、そんなに気にしなくてもいいのかとは思っています。ですが、なにぶん素人なので、この考えが当たっているのか外れているのかわかりませんが…。

現在はネットで情報が簡単に手に入りますが、中にはよく知りもしないことを、適当に書いてあるだけの情報もあり、どれを信用すればいいか、本当に迷います。素人には判断が難しいので、こういった相談の掲示板はとてもありがたいと思います。

また、何かわからないことがあれば相談させていただくかもしれませんが、よろしくお願いします。


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