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保定期間で歯が動いた場合治してもらえますか
2014年9月16日(火)12:59:17相談者:みちみち 【岡山県】 女性 42歳
小5の娘が2年前から矯正しています。歯を広げる装置をしたあとに一年弱ブラケットで動かしてキレイにならんだのでブラケットをはずしてリテーナーで保定期間に入り毎月通っているのですが12才臼歯が生え始め歯を押し犬歯が動いたりと歯がズレています。治してと訴えたところ、そこの病院は1期と2期に矯正を分けているので2期としてまた新たに契約して(また新たに費用がかかります)じゃないとブラケットをつけないといわれました。通っていて言われる通りにしてきたのにこんなことあるのでしょうか?

回答 Re:保定期間で歯が動いた場合治してもらえますか
2014年9月20日(土)23:52:15回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 みちみちさん、こんにちは!みちみちさんから見れば、とても理不尽な事を言われているように思われるのは無理もありません。担当医からは、乳歯の残っている時に行う抑制矯正治療(1期治療)と第二大臼歯まで生え揃ってから行う本格矯正治療(2期治療)がある事は、治療開始前にお聞きになっていないでしょうか??

 本来、矯正歯科治療は第二大臼歯までの永久歯の歯並びと咬み合わせを整えるのが、大きな治療目標です。しかし、第二大臼歯(12歳臼歯)が生え揃ってからでは、治療できなくなってしまうものがあります。例えば、上のあごの幅を広げる治療です。上あごの幅を広げる必要がある場合には、上あごのちょうど真ん中にある正中口蓋縫合という上あごの左右の骨の継ぎ目が閉じてしまう前の小学生のうちに治療をしなくてはなりません。

 みちみちさんのお子さんの場合には、この上あご自体の幅を広げたのか?それとも上の奥歯を外側へ移動したのかは、良く解りませんが、この治療は抑制矯正治療(もうこれ以上悪くしない治療)で行うべきことです。

 抑制矯正治療(もうこれ以上悪くしない治療:1期治療)が必要な状態としては
1.上下のあご自体の位置がズレている場合
2.歯並びのせいであごを前後左右にズラして咬まないと咬めない場合
3.舌を突き出したり、口で呼吸する、指しゃぶりや爪咬みなどの悪習癖

 上記の3つに該当する場合には、抑制矯正治療(もうこれ以上悪くしない治療:1期治療:早期治療とも言う)が必要になります。この治療は、放置するとさらに症状を悪化させてしまったり、歯を抜かなくてもできそうな不正咬合も歯を抜く必要が出て来る時に行います。しかし、治療の目標が限定されるため、この治療を行ったからと言って本格矯正治療(2期治療:仕上げの治療)が必要なくなるというワケではありません。

 みちみちさんの場合は、この抑制矯正治療(1期治療)と本格矯正治療(2期治療)を混同されてしまっているようです。しかし、1期、2期と言う言い方は、治療の内容が良く解らないために、患者さんにすれば混同しても仕方のない事と思います。

 抑制矯正治療(1期治療)と本格矯正治療(2期治療)の間の期間を「保定期間」とお書きになっていますが、この期間は歯が生えて来るのを待っている期間で、抑制矯正治療の結果を保っておく期間ではありません。

 通常、我々矯正歯科医の場合には、治療を開始する時に上記の治療の違いと、必ず本格矯正治療が必要という事をご説明して納得していただいてから治療を開始しているハズです。もしかすると、みちみちさんの担当医は矯正歯科医ではないのかも知れませんね。

 料金の方も、通常は抑制矯正治療と本格矯正治療は別々にいただくのが普通です。
 ただ、永久歯が生え揃っていない段階で抑制矯正治療を行って、ある程度良くなると、通院されななる患者さんもたくさんいらっしゃいます。これらの抑制矯正治療しか受けないで、やっぱり歯並びに問題が生じた子が大人になると「小さい頃に矯正していたのにまた悪くなった。あそこの医院に行っても治らない」と言われてしまいます。実際に、このように訴えて「先生は治せますか?」と当院に来院する大人の方はたくさんいらっしゃいます。

 結局、矯正治療を途中で止めてしまうと、きちんと治らないことになります。
 このため、私の診療室の場合は、この抑制矯正治療(1期治療)と本格矯正治療(2期治療)を分けていません。これが、最後までしっかり治療を終わらせることのできる方法です。患者さんにすれば、最初から数年先の治療費を払うのは不安だと言われる方もいらっしゃいますが、最後までしっかり治療するためには必要と考えています。

 残念ながら、みちみちさんのお気持ちを静める回答にはなりませんでした。
 申し分けありません。また、何か解らない事があれば、書き込みお待ちしております。

ありがとうございました。
2014年9月23日(火)13:17:39返信者:みちみち
早速、丁寧な回答を頂きありがとうございました。
内容を熟読し、よくわかりました。
娘が通っている矯正歯科は回答されているようなシステムだと思います。ただ私達に対する説明不足から私が誤まった認識をしていたようです。
私は矯正をして保定期間に入っていると思っていたのですが
それまで夜に寝ている間に装着しておくリテーナーのようなものはブラケットを外してからしばらくは装着していましたがもうしなくてもいいと早い段階で言われたのです。だからおかしいと思いましたし、そもそもリテーナーではないのかもしれないと回答を見て思いました。
次回の診察日に今後の治療方針をよく聞いてきます。
ありがとうございました。

受け口の第二期治療の時期について
2014年4月23日(水)18:41:41相談者:ともぞう 【北海道】 男性 13歳
この春中学二年生になった息子の矯正について相談させてください。息子は受け口で小学2年から矯正を始め、前歯のかみ合わせを直し、歯を並べるスペースを作るための拡張、フェイスマスクなどを使い順調に進んできたと思います。現在は三ヶ月に一度経過観察中です。ですが先日、レントゲン(年一回)の結果、顎の成長は見られないのでそろそろブラケットをつけると言われました。今まで何も不安なくおまかせしていたのですが、私自身受け口で遺伝によるものだと思いますし、男の子なので身長はまだまだ伸びると思うので、このまま経過観察をしていただきながら身長が止まってから装置をつけると考えていたので担当医のお話に戸惑っています。
今回のレントゲンの結果では顎の成長はなくてもまた一年後のレントゲンの時には成長してるのではと不安です。
お聞きしたいことは以下の4つとそれ以外にもアドバイスがありましたらよろしくお願いします。

1 今、装置を付けるメリットはあるのか
2 もしつけた後で顎が成長してきたらどうなるのか
3 付ける時期をこちらが希望してもよいのか
4 受け口の場合の最適な装置を付ける時期は?

回答 Re:受け口の第二期治療の時期について
2014年6月4日(水)14:38:39回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 ともぞうさん、的確なご質問ありがとうございます。
 骨格性の反対咬合の治療には、おっしゃるように下顎の成長に対する評価が非常に重要です。このため、治療は成長の評価を行いながら、仕上げの時期を見定める必要があります。

 身長の伸びだけ見ると、女性の場合は小学校5年生から6年生にかけて身長の伸びのスパートがあり、中学校に入ると徐々に成長量が低下し始め、高校生になるとほとんど身長の伸びがなくなるのが通常です。

 しかし、男性の場合には、小学校6年生くらいから急激に身長の伸びるスパートが始まり、中学校1年生、2年生あたりでピークを迎える子が多く、女性より1年から3年も遅く急激な成長が始まります。また、男性の成長のピークにはかなり個人差があり、高校生になってから急激な身長の伸びのある子も少なくなく、大学生になっても、まだ身長が伸びている場合もあります。私の経験では、19歳を越えてから、下顎の成長のために治療した咬み合わせが、また反対咬合へ戻ってしまった症例も大学病院で経験しております。

 このように、男性の成長のピークにはばらつきが多く、20歳近くまで身長が伸びる場合がある事が、ともぞうさんの最もご心配な点と思います。

 下あごの成長はこの身長の伸びに少し遅れてほぼ連動して起こる事が報告されていますので、単純に考えれば、成長が終わる20歳を待って仕上げのマルチブラケット治療を行うのが理想的かも知れません。

  しかし、小学校2年生から治療を始めて、20歳になってから仕上げのマルチブラケット治療を行う事を、ご本人とご両親の納得が得られる場合の方が少ないのではないでしょうか?可及的に治療期間を短くすることも、我々矯正歯科医の重要な仕事です。

 さらに、急激な下あごの成長のコントロールはそれほど簡単なことではなく、むしろそれ以前の小学生の時期に、成長のピークを予測して上下のあごの成長を正常な軌道にのせるという準備の方が大きな意義があると考えています。

 つまり、成長の途中であっても、積極的に歯車をガッチリと噛み合わせるようなイメージで、しっかりと咬める上下の歯の咬合(咬み合わせ)を整え、上下顎の成長のバランスをとるという考えも非常に有意義なことと思います。

 ここまでお読みいただければ、中学校2年生の男性でも、咬合を整える意味があることをご理解いただけるのではないでしょうか?

 どの時点で、矯正歯科学的な歯の移動を行って、成長に介入するのか?
 マルチブラケット治療は単に仕上げという意味だけでなく、残ったあごの成長のバランスを整えるとるという意味の方が大きいという事をご理解下さい。

 
1 今、装置を付けるメリットはあるのか
 >今後のあごの成長を正常な気道にのせるために、緊密な咬み合わせを作ることには、大きな意味があります。

2 もしつけた後で顎が成長してきたらどうなるのか
 >もちろん、そういった事態もあり得ます。しかし、現時点でマルチブラケット治療を行わなくても、同じ結果となるでしょう。むしろ、そのような事態を回避するために、タイミングを計ってマルチブラケット治療を行います。残念ながら、今回行ったマルチブラケット治療の結果が維持できなければ、下あごの成長の終了後に再治療を行います。この再治療の中には、外科的矯正治療も含めて検討する必要があります。

3 付ける時期をこちらが希望してもよいのか
 >もちろん、患者さんの希望はどんどんお聞かせ下さい。しかし、担当されている矯正歯科専門医の知識と経験に基づいた判断を妨害しないようにお願いします。

4 受け口の場合の最適な装置を付ける時期は?
 >一概に判定するのは非常に難しいです。患者さんの症状によって、下あごの成長方向、成長のピークと成長量、歯とあごの大きさのバランスを判定して、患者さん個々に判断する必要があります。
 
 以上、長くなりましたが、また解らないことがありましたら、書き込みお待ちしております。

矯正wo
2014年3月7日(金)13:03:05相談者:矯正やめたい 【千葉県】 男性 50歳
子供を矯正歯科にお願いして歯列を整えていただきました。
その後落ち着くまでということでしたので、2年ほど続けました。
この間特に変化はありませんでした。
子供が中学生になり、精神的苦痛と約束の期間を過ぎたので、矯正を止めたいというので先生に相談したところ、準備が必要なので2ヶ月後に外すということになりました。
ところが、2ヶ月経つと理由も告げられずに外せないと先生が言い出しました。
どういえば外してもらえるのでしょうか。
もしくは、他の歯科医院に行けば外してもらえるものなのでしょうか。子供が精神的苦痛を感じていますし、当初の治療予定期間は過ぎていますので、治療を中止したいのですがどうすればよいのでしょうか。

回答 Re:矯正を止めたいが矯正装置を外してくれない
2014年3月21日(金)13:36:12回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 矯正やめたいさん、こんにちは。書き込みの内容からは、どのような矯正治療をどの程度の期間をかけて行ったのか良く解らないので、一般論しか言えないですね。

 担当の先生は矯正歯科専門医でしょうか?それとも矯正もやっている一般歯科の先生でしょうか??矯正歯科専門医以外の先生のお考えは解りませんので、矯正専門医の場合に限ってお答えします。

 お子様の現在の年齢は、中学生になってから装置を外したいと言うことは、中学校1年生か2年のようです。この時期の男の子は1年に10cm近く急激に身長が伸びる時期でもあり、第一大臼歯の後方に新たに第二大臼歯が生えて来る時期です。

 身長が急激に伸びる時期には、下あごも大きく成長し、さらに下あごの動きの支点となるあごの関節に近い所に、2番目に大きな臼歯が生えて来る時期に重なっているので、咬合が非常に不安定になる時期と言えます。

 つまり、これまで治療して来た結果が崩れてしまったり、反対咬合の場合には再発する時期にあたります。このため、私の場合には身長の伸びがある程度落ち着く中学生一杯は診せていただくのが普通です。

 また「精神的苦痛」と言う言葉が頻繁に出て来ますが、当院の患者さんについて言えば、ほとんどの子は「嫌だった歯並びが治って嬉しい」「顔の形がスッキリして美人になった」「口元が引っ込んで口が閉じやすくなった」「苦労して治したので歯だけは自慢できる」と言っていただける方がほとんどです。歯並びや咬み合わせを治すという「目的」のために頑張っているワケですから、その方法である「矯正装置」イコール「精神的苦痛」と言われてしまうと、この方の治療はしない方が良かったと私は思ってしまいます。治療した結果の「歯並び」や「咬み合わせ」「口元」よりも、矯正装置の方が感心があるワケですから、とても空しい限りです。

 結局、矯正を止めたいさんは、早く矯正装置を外して欲しいのでしょうから、担当医には「治療結果には満足していますので矯正装置は外してください」と言ってみてはいかがでしょうか?多分、担当医としては「ここで外すリスクについてご説明したとおりですが、後戻りや第二大臼歯の問題の責任については、当院では負うことができません。それでも親御さんの責任で装置を外しますか?」と聞かれると思います。

 これまで治療してきた治療結果の一部か全部が失われる可能性がありますが、それでも良いのであれば、私の場合はその由の書面にサインをいただいて、治療を終了します。しかし、現在の状態をできるだけ、悪くならないように、保定装置は装着した方が良いと思います。

 また、他院で矯正装置を外すことができるか?というご質問ですが、少しでも矯正治療の知識のある先生であれば、断られると思います。なぜなら、装置を外した後の歯並びや咬み合わせの責任が取れないからです。ましてや、まだ成長期の子ですから、なおさらです。

 矯正を止めたいさんの担当医も、何かの理由があって、装置を外すのを延ばしているものと思いますので、ぜひ良く話しを聞いて見て下さい。私がここで書いた予備知識があれば、きっと納得の行く理由があると思います。矯正治療は期間も長く、費用も100万円前後で、患者さんの苦労も確かに多いと思います。治療の最後で、つまづく事のないように、冷静な対応をお願いします。また、解らないことがありましたら、書き込みお待ちしております。

歯列矯正時のゴム掛けに付いて
2014年3月5日(水)16:39:03相談者:サリー 【海外】 女性 16歳
私は就寝時だけゴム掛けをして居ます。
歯列矯正を初めて5年目です。
ゴム掛けは、日中もして居た方が良いのでしょうか
回答宜しくお願い致します。

回答 Re:歯列矯正時のゴム掛けに付いて
2014年3月20日(木)20:31:10回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 サリーさん、こんにちは!
 矯正歯科治療で使うゴムの使用時間についてのご質問ありがとうございます。

 さて、現在お使いのゴムの効果は、ゴムの強さ × ゴムの使用時間 × 使用頻度と、おおむねお考えくださって結構です。

 担当の矯正歯科医はサリーさんの歯の状態を考えて、様々な指示を出されていると思います。ただし、担当の先生が専門医であればの話しですが。

 私の場合は
1.就寝時のみ装着
2.帰宅してすぐ装着し、歯を磨く時と食事のみ外す。
3.できれば昼間もゴムを装着し、歯を磨く時と食事のみ外す。
4.昼も夜もゴムを装着し、歯を磨く時と食事のみ外す。
5.昼も夜もゴムを装着し、歯を磨く時のみ外し、食事の時もできるだけ装着する。

 上記の5種類くらいのゴムの装着パターンがあります。
 また、ゴムの種類にも数種類あり、ゴムの直径は

5/16インチ、1/4インチ、3/16インチ (/は分数)

 の3種類です。ゴムの太さは

3.5オンス、4.5オンス、6.5オンス

 の3種類を使い別けています。

 これらの、ゴムの装着時間と直径と太さを患者さんの症状に応じて選択して、患者さんへゴムの使用をお願いしています。従って、患者さんがゴムの使用時間を勝手に変更するのは危険です。

 想像ですが、サリーさんは、治療も5年にもなるし、頑張ってゴムを長い時間した方が早く治療が終わるのではないかと思って私へご質問されているものと思います。そのお気持ちは、担当医としては涙が出るほど嬉しいと思いますので、ぜひ担当医へも「 ゴム掛けは、日中もして居た方が良いのでしょうか?治療が早く終わるのであれば、協力しますよ!」と言ってみてください。

 サリーさんの矯正歯科治療が最良の結果で終われる事を願っております。
 また、解らないことがありましたら、書き込みお待ちしております。

矯正後の親知らず抜歯について
2014年2月13日(木)16:08:13相談者:廣瀬美佐 【大阪府】 女性 39歳
よろしくお願い致します。
三年前にワイヤーを外し、今でもリテーナーをつけて寝ています。
先週、検診で、『下の親知らずが二本とも歯茎の中で真横に寝ているので抜歯を』との事で紹介状を書いていただきました。
(上の親知らず二本、奥歯四本は矯正前に抜いています。)

せっかくきれいに並んだ歯が親知らずの抜けたところに向かって倒れていかないのでしょうか。
子供たちを産み終えてからの矯正だったので、年齢的に新しい骨もできるのに時間もかかると伺ったので、余計に『倒れるのでは!?』と心配です。

回答 Re:矯正後の親知らず抜歯について
2014年3月20日(木)17:41:29回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 廣瀬さん、こんにちは。ご質問ありがとうございます。
 歯を移動する治療は3年前に終了しており、現在は保定中のようですね。
 治療は、上の親知らず2本と奥歯4本と記載されていますが、奥歯とは第一小臼歯のことでしょうか?それ以外の奥歯なのでしょうか??
 いずれにしろ、下の親知らずは抜歯しないで、動的な矯正治療は終了されたようです。

 さて、下の親知らずの抜歯によって、せっかく並んだ歯が、親知らずを抜いた場所へ移動してしまうのではないか?とのことですが、その心配はありませんのでご安心下さい。

 むしろ、現在、歯茎の中で真横に寝ている親知らずを放置することで、いつこの部分が腫れて、痛みが出るか解らない状態かも知れません。さらに、最悪の場合は、この埋伏している親知らずとその前方の第二大臼歯が接触している部分が虫歯のようになって、親知らずばかりでなく、この第二大臼歯までダメになってしまう可能性があります。

 当院で7年間勤務していた歯科衛生士も、勤務3年目から2年間、上下左右の第一小臼歯を抜歯して歯並びと前歯を後退する矯正治療を私が行いました。治療後は、廣瀬さんと同じような症状だったので、下の親知らず2本の抜歯を勧めましたが、特に自覚症状もなかったので、抜歯を先送りにしておりました。

 矯正治療終了後3年目には結婚されて当院を退職し、翌年にはめでたく第1子を御出産され、矯正治療終了後6年目の昨年9月には第二子を御出産されました。実はこの第二子の生まれる1か月ほど前に「先生!親知らずが痛くなって来た!!」と電話がありました。しかし、いつ生まれるか解らない状況の中での外科処置はできません。また、妊娠に影響する可能性のある抗生物質や鎮痛剤も使用できずに大変苦労したようです。出産した後も、授乳の関係から使用できる薬も限られ、その間に親知らずの前方の第二大臼歯も虫歯になってしまい、とても後悔しているようです。

 さらに、上の親知らずはすでに抜歯されているのですから、下の親知らずが、たとえ正常に生えて来たとしても、反対のあごに咬む歯は無いわけです。このような歯を不労歯(ふろうし)と言います。

 確かに真横に倒れている親知らずの抜歯は、術後にお顔が腫れたり、痛みはがあったり、場合によっては一時的に口が開きずらくなったり、口腔外科で入院して処置を行う必要があったりと大変ですが、上記の歯科衛生士さんの例からも、ぜひ抜歯しておいた方が無難と思います。

 勿論、私がお口を拝見したワケではないので、詳しい抜歯の理由の御説明は、担当医から直接お聞き下さい。当院の歯科衛生士のように知識があっても、抜歯は嫌なものです。ぜひ、このまま抜歯しないデメリットと抜歯するデメリットを比較して、担当医とよく御相談の上、賢明なご判断をお願いします。

 また、解らない事がありましたら、書き込みお待ちしております。
 回答が遅くなりゴメンなさい。

どうもありがとうございました。
2014年4月1日(火)10:57:17返信者:匿名
大変分かりやすい説明をどうもありがとうございました。
担当の先生も同じ事をおっしゃっておられたので、抜歯の予約はもういれているのですが、『倒れるのでは』という気になってきて質問させてもらいました。
その心配はないという回答を頂き、ホッとしています。

担当の先生も質問に丁寧に答えてくださる先生なのですが、私の性格上、面と向かうと緊張してしまい、質問したい事が飛んでしまいます。

衛生士さんの体験談もとても参考になりました。痛みもないうちから怖い事をするのは気がひけていたのですが、早く抜歯したい気にさえなってきました。明日が抜歯の日なので回答いただけて本当によかったです。
お忙しい中、丁寧な御回答をどうもありがとうございました。

マウスピース矯正について
2013年11月21日(木)11:28:38相談者:華 【北海道】 女性 26歳
歯並びでずっと悩んでいましたが、今矯正を考えています。


私の場合、上顎左1番右1番が少し出ていて左2番右2番は引っ込んでいる?感じでどちらも1番に重なっています。
左3番右3番は八重歯で、いわゆる乱ぐい歯?ではないかとおもいます。
これはマウスピース矯正での治療は可能でしょうか?

上顎のみ治療の場合量顎よりも費用はかからないでしょうか?
また色々調べていて、デンタルローンがあると知りました。こちらはどこの医院でも可能なのでしょうか?

回答 Re:マウスピース矯正について
2013年12月27日(金)18:53:45回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 華さん、こんにちは。申し分けありませんが、華さんのご説明でマウスピースでの矯正歯科治療が可能かどうかは判定できません。

 上の前歯がデコボコで犬歯の八重歯もあるようなので、あごに対して歯が大きい事が原因で起きているように思います。このため、マウスピース矯正で現在の歯並びを何も考えずに真っ直ぐに並べてしまうと出っ歯になってしまうかもしれません。

 しかも、上だけの矯正治療をお考えのようですが、上の前歯だけが出てしまうので、前歯でものを咬めなくなってしまうかも知れません。

 したがって、まず矯正装置を選択するのではなく、
 ・なぜ歯並びが悪くなっているのか?歯が大きいのか顎が狭いのか?
 ・顔全体に対して、前歯の位置は現在のままでよいか?
 ・咬み合わせの深さはどうか?浅すぎたり、深すぎたりしないか?
 ・上下の顎の位置に異常はないか?
 ・しっかり咬み込むエラの張ったタイプのお顔か?または、あごが細く、咬む力も弱い細面のお顔か?
 ・舌の機能や呼吸など悪習癖はないか?

 上記のような検査と診断を行い、もっとも適切な治療の方法を選択する必要があります。

 矯正治療は美容ではありませんので、私ども矯正歯科医は歯科医師免許で治療を行っています。矯正治療はとかく、美容室で髪型や色を決めたり、ネイルサロンと同じようにお考えの方もいらっしゃいますが、まったく違います。

 また、マウスピース矯正もたくさんの矯正装置の中の一つです。
 適応症の患者さんにとっては、非常に目立たなくて簡単で便利な装置です。
 マウスピース矯正には適応症があり、治療に使用できる症状は、それほど広範囲ではありません。このため、矯正歯科医による診断が必要不可欠です。

 装置自体は非常に簡単なものですから、歯医者であれば技工所へ製作を依頼することができますし、実際に歯の移動を行うこともできます。

 しかし、その方の治療に使用して良いかどうかの診断は簡単ではありません。マウスピース矯正の適応症でない患者さんに使ってしまうと、前歯が咬み合わなくなってしまったり、治療する前より出っ歯になってしまったり、一時的には良くなっても、またすぐに再発してしまうなどの副作用が発生する事があります。

 ネット上では良いことばかりを並べたてたサイトもありますので、そのようなサイトには充分ご注意下さい。そのようなサイトをお持ちの方は、実際にはあまり治療をされた経験がない方と思います。

 マウスピース矯正のような簡単に見える治療でも、しっかりとした矯正歯科医のもとで治療を受けた方が良いと思います。

 ぜひ一度、お近くの矯正歯科医で話しをお聞き下さい。矯正歯科医の選択の基準は、日本矯正歯科学会の認定医以上を取得され、日本臨床矯正歯科医会のメンバーであれば、なお安心です。

 また、解らないことがあれば、書き込みお待ちしております。

骨格性反対咬合 二期矯正について
2013年11月11日(月)11:56:21相談者:ロン母 【福岡県】 女性 43歳
16歳男子の反対咬合二期矯正についてご相談致します。

息子は一期矯正を8歳から開始し、・上顎拡大・チンキャップ・マルチブラケットの治療を15歳で終了しました。
                     
2〜3年で終了予定が中一で骨格性反対咬合が認められ、生え変わりが中三までおよび、7年間動的矯正治療を行ってきました。

矯正後の状態は 
・顎の出方+9度・右上下6〜8番の噛み合わせが歯1本ずれている
・顎のずれにより、上正中線が右側にずれている。

以上の状態から、直ぐに二期矯正に入るように言われました。

息子は一期矯正が長期になったことは負担で、今は不便を感じていないので、できれば二期矯正はしたくないと言っています。

そこで質問なのですが、

1.本人に違和感がないので、二期矯正はせず一期矯正終了の状態で保定に入ることはできないのでしょうか?

2.仮に二期矯正をするとしても、16歳男子成長期後半の時期は適切なのでしょうか?(まだ身長は伸びています)

ご回答ををいただけましたら、大変有り難いです。
どうぞよろしくお願い致します。

回答 Re:骨格性反対咬合 外科矯正治療について
2013年12月27日(金)18:14:09回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 ロン母さん、こんにちは!8歳から矯正治療を開始され7年間治療を行って来たようですが、下あごの成長が非常に強く、やはり下あごの手術を行って最終的な仕上げを行う事を担当医にすすめられたようですね。書き込まれている症状から判断すると、かなりシビアな骨格性下顎前突のようです。

 ロンさんの息子さんのように、小さい頃からできる限りの抑制的な治療を行ってきても、下顎の過成長をどうしても抑えきれない骨格性の要素の強い患者さんが、私の場合は100人に1人か2人いらっしゃいます。

 さて、一つご質問の中の言葉を訂正させて下さい。ロン母さんが「二期矯正」と書いておられるのは、「外科矯正治療」ではないでしょうか?通常「二期治療」というのは、永久歯が生え揃ってから全体の歯にマルチブラケットを装着して行うものを言います。したがって、マルチブラケットはすでに1度行っているワケですから、今回の治療は外科矯正を示しているものと思います。間違っていたらゴメンなさい。

 さて、最初のご質問ですが、このままの状態でしばらくおいても良いかとのことですが、ご本人やご家族が治療に賛同していただかなくては治療はできません。もし、これ以上の治療を望まないのであれば、ハッキリと担当医にお申し出下さい。

 また、この次の治療しなくても現在の状態が維持できるかというご質問であれば、今後の成長によって、反対咬合がさらに悪化する可能性があります。男の子の場合は高校生になっても身長がすこしずつ伸びるので、この時に下あごも大きくなってしまうからです。

 ロン母さんが「二期治療」と表記されている「外科矯正治療」は、下あごの成長が終了してから外科手術を行います。このため、外科手術は大学生になってから行った方が安全と思います。これは、外科的にあごの位置を修正しても、成長によって反対咬合が再発するのを防止するためです。

 外科矯正で下あごの手術を行う前に、術前矯正治療と言って、あごの骨自体を移動した後に、しっかり咬む歯並びと咬み合わせを作っておく必要があります。この術前矯正にも1年から1年半かかりますので、手術を行う時期から逆算して、術前矯正を開始する必要があります。

 担当の先生は矯正歯科専門医でしょうか?
 私も推測を交えて回答させていただいておりますので、一度、お近くの矯正歯科医で話しをお聞き下さい。矯正歯科医の選択の基準は、日本矯正歯科学会の認定医以上を取得され、日本臨床矯正歯科医会のメンバーであればなお安心です。

 また、解らないことがあれば、書き込みお待ちしております。

中断、再開
2013年9月5日(木)18:49:53相談者:ぬー 【大阪府】 女性 17歳
小学2年〜中学1年の初め頃まで矯正をしていました。
しかし、中学生活がハードになり、やむ終えず矯正を中断しました。
現在、私は高校3年なのですが、多少は揃っていますが、まだガタガタの部分があります。八重歯もあります。大学生になれば再開したいと思うのですが、抜歯の必要性もなく2年の治療と考えた場合、どのくらいの費用が必要なのでしょうか?アバウトで構いません。教えてください。

回答 Re:中断、再開
2013年11月5日(火)11:37:07回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 ぬーさん、こんにちは!お答えが遅くなってゴメンなさい。
 中学校1年から高校3年生まで約6年間のブランクがありますが、ぜひ以前治療されていた先生と相談されるのが、もっとも解りやすいと思います。
 少し行きずらいかも知れませんが、私の場合は大歓迎です。
 実際に私の患者さんでも、ご家庭の事情で小学校3年生で治療を中断した方が、先日大学生になってから治療を再開したいというこで来院していただきました。
 担当医の私としては、かなり嬉しかったですよ!!

 さて、気になる料金の事ですが、これは最初の契約しだいで、今後かかる費用はかなり異なると思います。以前通院していた先生に相談してみて下さい。まずは、精密検査を行って、今後の治療方針をしっかり立てて、料金の事もしっかり教えてもらえると思います。今度こそ、最後まで治療できるようにしたいものですね。
 
 あまり役に立つ回答ではなくて、申し分けありません。
 また、心配な事がありましたら、書き込みお待ちしております。


差し歯による見た目の歯並びの改善
2013年6月4日(火)18:36:32相談者:あまねね 【東京都】 女性 17歳
私の犬歯2つは他の歯の列より上から生えており前方に飛び出している状態で、よく上唇に引っかかり傷をつけてしまいます。まさにドラキュラのような歯です。前歯は大きくて平たくそれも前方に出ていて、歯型が[←このような形になります。矯正も考えましたが見た目だけで良いので一刻も早く歯並びを治したく、もし今の私の歯が綺麗に並んだとしても前歯は大きすぎその両隣の歯は小さすぎ犬歯は鋭すぎるため見た目は良くならないと思います。私は虫歯になったことがなく、何本も削ったり抜いたりするのはもったいないような気もします。しかし矯正をしている時間がありません。そこで陶器の歯を被せる治療を受けたいとのです。その際に犬歯は抜いてしまって前歯4本にセラミックを被せて見た目を揃える(つまり前歯の数が2本減ってしまいます)ことは出来ますか?それとも、犬歯だけまず矯正するしかないのでしょうか?そして下の歯も少し並びが悪いので、差し歯にしようと思うのですが上下の前歯が陶器の差し歯だと割れたりなどの危険性はありますか?また、下の歯並びはあまり酷くないので、矯正で時間がかかっても耐えられますが上を矯正しない場合はしない方が良いでしょうか?

回答 Re:差し歯による見た目の歯並びの改善
2013年6月6日(木)14:56:28回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 あまねねさん、歯並びのお悩みのご質問ありがとうございます。
 ご質問が複雑なので、箇条書きにまとめさせていただきました。
 ご希望は下記のようになると思いますが、いかがでしょうか?

1. 見た目だけでも早く歯並びを治したい。矯正している時間がない。
2. 自分の前は形が悪くて綺麗に並んでも見た目は良くならないと思っている
3. 歯を削ったり抜いたりするのはもったいない
4. 陶器の歯を被せる治療がしたい
5. 左右の犬歯を抜いて前歯を被せる治療は可能か?
6. 上下の前歯を差し歯にすると割れる危険はあるか?
7. 下はあまりひどくないので、矯正しても良い
8. 上を矯正しない場合は下の矯正をしない方が良いか?

 まず、現在のあまねねさんの症状ですが、書き込みから想像すると、あごに対して歯が大き過ぎて歯並びが悪い「叢生」と言われる典型的な状態のようです。さらに、下よりも上で歯並びの悪さが目立つようです。この理由は、上のあごの幅が狭いタイプの上顎前突の傾向がある方か、下あごの大きい下顎前突の傾向がある場合もあります。

 上の歯並びがとても気になっており、できるだけ早く治したいというお気持ちと、治療の方法について、ご自分でとても熱心に調べられたのは良く解ります。

 ただ、少し間違っているのは、「見た目だけでも」というのは考え直した方が良いと思います。見た目だけでも、短期間で、とりあえず、とりあえず・・。という考え方はこれからのあまねねさんの一生を考えると、後でとても残念な結果になると思います。

 歯は人に見せるためにあるワケではありません。きちんと食物を美味しく食べる事ができるようにするのが一番の治療の目的です。さらに、あごの関節や筋肉の調和をとりながら、口元の形を決定するのにも歯の位置は大きく関連しています。歯並びは気になっているようですが、口元はどうですか??

 また、歯を削ったり抜いたりするのはもったいないと思いながら、左右の犬歯を抜いて 陶器の歯を被せる治療がしたいということですが、 歯を抜くのであれば、犬歯ではなくその後ろの同じような形の歯が2本ある第一小臼歯です。犬歯はコーナーにある三角形の根が一番長い歯で、四隅に1本づつしかありません。今は尖っていて飛び出ているので邪魔でしょうが、モノを咬む顎の動作をガイドするために、とても大切な役割のある歯です。こんなに重要で1本しかない歯を簡単に抜いてしまって良いですか??

 ご自分の歯は、形が悪くて綺麗に並んでも見た目は良くならないと思っているようですが、正常な位置にないからそう見えるだけで、私がこれまで治療して来た患者さんで、綺麗に並べても見た目は良くならなかった患者さんは一人もいませんよ! 

 ぜひ一度、矯正歯科の専門医にご相談ください。あまねねさんと同じような歯並びで、治療の終わった患者さんの治療経過と治療結果を見せてもらえると思います。ただし、看板に矯正歯科と書いてあってもダメです。ネットで「日本矯正歯科学会」と「日本臨床矯正歯科学会」のサイトから、お近くの先生を検索して下さい。この中で日本矯正歯科学会の「認定医」を持っている先生が矯正歯科治療をできる最低限の資格です。「専門医」という資格を持っている先生は、どんなに難しい治療もほぼ安心です。さらに、日本臨床矯正歯科学会のメンバーであれば、なお安心です。

 歯とは一生のお付き合いです。ぜひ最高の治療結果が得られるように、慎重に治療方法を選択して下さい。17歳と言えばまだまだ人生これからです!!二十歳になった時に自信を持って大きな笑顔で笑えるように頑張って下さい。

セラミックかぶせについて
2013年4月29日(月)18:35:26相談者:まま 【大阪府】 女性 39歳
私は上の前歯2本の右隣の歯(うまく説明できずすみません)が前に出ていて最近は口を閉じても少し出ています。近くの歯科に相談したところ、出ている歯を削りセラミックの歯を上から被せる方法を勧められました。ですが歯並びに納めると隙間がなく小さい歯になるので、その次の隣の歯も削りセラミックをかぶせれば見た目もおかしくなくなると言われました。私としては、虫歯でもない歯を2本神経をぬき削るのに抵抗はあるのですが、2本の作業で20万位と言われています。妥当でしょうか?

回答 Re:セラミックかぶせについて
2013年5月28日(火)00:48:37回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 ままさん、こんにちは。ご質問ありがとうございます。歯を削ってセラミックの歯を被せるのは、我々、矯正歯科専門医の歯並びを治す方法とは異なります。

 歯は大きく3つの層になっています。一番外側は非常に硬いエナメル質で覆われていますが、その内側を裏打ちしているのが、もう少し柔らかい象牙質です。歯の中心部には一般的に「神経」と言われる「歯随」があります。

 虫歯は、一見小さな穴がエナメル質に開いているように見えても、エナメル質の裏側にまで侵入した虫歯菌がエナメル質を裏打ちしている柔らかい象牙質を崩壊させて行きます。そして、エナメル質に開いた穴の何十倍もの象牙質を溶かしながら歯髄へ迫って行くわけです。

 さて、この象牙質の裏打ちをなくしたエナメル質は、咬む力で簡単に割れてしまいます。痛い虫歯を放っておくと痛くなくなりますが、ある日、エナメル質が割れて、歯の半分くらいがなくなってしまった経験のある方もいるかも知れません。この状態が前歯だと、歯茎から出ている歯の部分が支えられなくなって、折れてしまう事になります。

 ここまで放置される方も最近は珍しいですが、前歯の虫歯が大きくなると、歯髄を抜いて、この部分にコアと呼ばれる芯のようなものを立てて、これにエナメル質にあたる部分を被せる治療が一般的です。

 同じような方法で、虫歯ではない歯の歯髄を取って、芯のようなコアを入れて、その上にエナメル質にあたる部分を被せて、飛び出している上の前歯2本の右隣の歯を引っ込めるのが、現在、ままさんが近所の歯医者さんに提案されている方法です。

 この方法の利点はこの部分の治療だけで済むことと、数ヶ月の短期間で治療が終わることです。


 欠点は、歯の根の位置には変わりはないので、歯の土台にあたる根の部分と建物にあたる被せる歯の部分にズレが生じてしまうことです。さらに、きちんと並ぶスペースがないために飛び出ているワケですから、被せても小さな歯しか入れられません。

 このため、その隣の一番前の前歯か、後ろの犬歯をまき添えにして、同じように歯髄を抜いて、コアを立てて、被せるワケです。ここで、小さな歯を大きくするために、隣の歯も削るワケですが、ここは譲って、この2本は上手にできたとしましょう。しかし、右の今回入れたセラミックの歯と左の同じ部分の歯を比べるとどうでしょう。左右の歯の大きさは微妙に非対称になってしまいます。これが、この削って被せる歯並びの治療の限界です。

 さて、ここからが我々、矯正歯科医のやり方です。狭い意味での矯正歯科は、歯を削ったりせずに、歯の移動を行って歯並びを治します。

 ままさんの場合は、歯の並ぶスペースが不足して、右上の2本目の前歯が飛び出しているので、この歯を元の位置に戻すためには、戻るだけのスペースを作る必要があります。

 スペースを作るための方法は、上の前歯を全体的に前へ出すか、上の歯並びの横幅を広げるか、または奥歯を後ろへ後退するかのいずれか、または全部の方法を選択する必要があります。

 上の前歯を出してしまっては「出っ歯」になってしまうし、上の歯列弓の横幅を広げてしまうと、現在しっかり咬んでいる咬み合わせが咬めなくなってしまうし、上の奥歯はこれ以上後退出来ない場合は、やはり、歯の大きさを小さくする以外にありません。

 歯を小さくするには、1本1本の歯の大きさを少しづつ小さくするか、歯の本数を減らす方法があります。

 歯の大きさを小さくする場合は、歯の両サイドを0.2mmから0.3mmほど削り、大部分のエナメル質を残すようにします。この方法は歯のストリッピングを行うと言います。この方法で、前歯6本を片方0..3mmづつ12箇所を削っても、3.6mmのスペースしか取れません。

 これ以上のスペース不足がある場合や現在の上の前歯の位置をもっと後退した方が良い場合には、歯の本数を減らす必要があります。

 このように、歯の移動を行う矯正歯科治療は、歯全体としての咬み合わせや前歯の位置、不足しているスペースの量を計測して、現在の症状にもっとも適した治療の方法を選択する必要があります。

 ぜひ、ご近所の矯正歯科専門医の先生にもご相談下さい。日本矯正歯科学会の認定医の資格をお持ちである事が最低限の条件です。できれば、専門医の資格があった方が良いと思います。また、日本臨床矯正歯科医会のメンバーであれば安心でしょう。これから相談される先生の名簿は「日本矯正歯科学会」ならびに「日本臨床矯正歯科医会」のホームページに掲載されていますので参考にして下さい。
 また、何か心配な事がありましたら、書き込みお待ちしております。


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