ようやく動的治療が終了してリテーナーになったのに、調子が悪いのは残念です。 矯正装置を装着していた時には問題なかったのに、リテーナーになってから、そのような不快な症状が現れたのであれば、やはりリテーナーが原因になっていることが考えられます。 リテーナーにも様々なタイプがありますので、我慢しないで一度担当医に良く相談してみて下さい。 人間の咬む機能は一回の咬む力がリンゴで40kgくらい、ピーナッツでは70kgくらいと非常に大きな力がかかる精密な歯車のようなものです。少しの「出っ張り」や「ひかっかり」、「歯に当たるワイヤーの強さ」がうまく咬めない原因になって、このような症状を引き起こすこともあります。 症状の推移に注意しながら、リテーナーの調整または再製作、タイプの変更などの治療を少し継続的に受けるのが良いでしょう。 しかし、このような不快な症状が歯の位置や矯正装置とは無関係に起こることもあります。このあたりの区別はしばらく時間をかけて治療してみないとわかりませんので、少し気長に見てくださいますようお願いします。
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