「でか歯」さん、初めまして。ハンドルネームにびっくらしました(笑)。 口元の突出が気になるとのご質問、ありがとうございます。 さて、「抜歯しない矯正治療で前歯が出てしまった」と言うことですが、歯を抜かない場合には、ほとんどの方でこのような状況が生じます。「でか歯」さんの場合は前歯が出てしまったことや周囲の反応に、ショックやコンプレックスを感じているようですが、多少前歯が出ても良いので抜かないで欲しいという方が以外に多いのです。このため、ネット上でも「歯を抜かない矯正治療」を売りにしている先生が大勢いらっしゃいます。 しかし、私などは「できるだけ歯は抜かない方が良いが、抜かなくてはならない症例で抜かないのは、抜かなくても良い症例で抜くのを同じくらい罪が重い」と思います。つまり、その患者さんにもっとも適した治療は何かという「診断」をきちんとすることが最も重要であると考えています。つまり、抜かない治療が重要なのではないのです。 ちょっとご質問と話がそれてしまいました。 多分、再治療には、何も問題ないと思います。実際に当院でも、治療中や治療後に再治療を希望される方も何人かおります。 矯正治療中の妊娠ですが、妊娠そのものが矯正治療へ悪い影響があることはありません。しかし、「つわり」の最中は通院が不可能になったり、歯ブラシができなかったりして、歯と歯茎のコンディションが悪化する場合があります。また、出産1か月前から出産後数か月は通院不可能でしょう。このため、治療期間が多少長くなる傾向はありますが、上記の悪い影響に注意していただければ、矯正治療と妊娠は十分両立しますので、ご安心下さい。 現在の状態に満足していないのであれば、ぜひ再治療されることをお勧めしますよ。
|