めぐみさん、歯の着色についてのご質問ありがとうございます。 歯の着色は以前にも書いてありますが、次のようなものが考えられます。
1.茶渋などの外来性の着色。歯ブラシや家庭用の器具で多少擦ったくらいでは取れません。 2.歯の付着して歯石に2次的に食物のや茶渋が着色したもの。歯石を剥がすと一緒に取れてきますが、歯ブラシでは取る事はできません。 3.うまれつき歯の表面の硬い部分(エナメル質)の形成がうまくいかない部分があったり、粗造になっているために、着色しやすい場合。この場合は擦れば取れますが、またすぐに着色します。 4.エナメル質の内部やその奥の象牙質の部分に先天的に着色していることがあります。これは着色が表面ではありませんので容易に判定できますが、容易に落とすことはできません。 5.「虫歯」によって、エナメル質の表面が粗造になって、様々な色素が着色した場合。この場合は虫歯の治療の必要があります。
めぐみさんのお子さんの場合は、徐々に黒くなり、金属で削りとれば取れるようなので、1の茶渋などの外来性のものか、2の歯石が考えられます。その原因は、生活習慣にありますので、我々歯科医よりもめぐみさんが最も良くご存知のはずですので、じっくりと考えてみて下さい。お子さんの歯には「黒い色素」が徐々に沈着していますので、日常生活の中で「これかな??」と思うものがみつかるはずです。場合によっては、お父さんやお母さん、同居されている方のたばこの煙で、ヤニが子供の歯に着く場合もあります。タバコは本当に怖いですよ!!タバコではないとすれば、次に怪しいのがお茶です。お茶も結構黒く着色します。 あまり、答えになっていないかも知れませんが、歯医者で除去できる汚れのようなので、答えが見つかって、これを排除できるまでは、定期的に歯のクリーニングを行って下さい。この着色はそれぼど「おおごと」ではありませんので、ご安心を!!
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