Rokoさん、こんにちは!ずいぶん悩まれている様子、当院に同じような患者さんがおります(笑い)。彼女は直接僕にメールで質問してきますが! まず、第一に何のために今回矯正治療をするのでしょう!? 「歯を削っても隙間が少ないので前歯が下がりきらない」のであれば、矯正治療をする意味もないのではないでしょうか?ましてや、健康な歯を削るのはもったいないです。 つまり、歯を削っても治らないのあれば、この選択枝は削除すべきではないでしょうか?担当医の先生がおっしゃっているのは、「一番出っ歯になっている前歯の歯根が短い事」が、歯と歯を支える歯槽骨が癒着している可能性がある事を示しており、この癒着のせいで前歯が動かない事もありますよ!と言う事です。 これは、1%でもその可能性があるのであれば、患者さんには伝えておかなければならない事です。しかし、「外出すると交通事故や電車の事故にあうリスクがあります」という事とあまり変わらないのです。 従って、臼歯を抜くことで起こるリスクではなくて、前歯が癒着して動かないリスクと考えて良いでしょう。 このリスクを回避するためには、少し回り道になって時間がかかりますが、その動かない可能性にある前歯を動くかどうか、試しに奥歯を抜く前に少し動かして見れば良いのではないでしょうか?これを担当医に提案してみて下さい。 また、もし動かなかった場合やさらに根が吸収して移動できない場合には、その歯の周囲の歯槽骨をまるごと切り取って移動する外科手術を併用する方法もありますので、あまり悲観しなくても大丈夫ですよ! 以上をふまえて、もう一度担当医と話してみて下さい。
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