かみさん、こんにちは!生え換わりの時期で、しかも上の一番目立つ前歯ですから、ご心配のことと思います。 確かに、乳歯の外傷によって永久歯の位置が変わってしまうことがあります。 しかし、「神経が死んでしまったら出て来ない」という歯は今まで見た事がありませんので、ご安心下さい。
さて、3歳頃の上の永久歯の前歯は歯胚とよばれる状態で、ぶどうの一粒の中に前歯の先端部分だけが、プカプカ浮いているような状態です。この歯胚の中では、永久歯は歯の咬み切る先端部から根に向かって少しずつ作られて、7歳から8歳には歯茎を破って萌出します。 従って、3歳頃に上の前歯に外傷を受けたような場合には、この歯杯の中の歯の向きが回転して、正常な方向でない方向へ向いてしまう事があると言われています。この歯の向きがズレてしまった事が、なかなか出て来ない原因かも知れません。 その他に、稀ですが永久歯の歯胚自体が欠損している「先天欠如」の場合もありまます。また、永久歯の向きは正常でも。歯のサイズが大き過ぎて、新しく生えて来る歯の出て来るスペースがない場合には、萌出方向を替えたり、回転したりして生えて来なくてはなりませんので、萌出が遅れるのが一般的です。
現在、何が起こっているかは、レントゲン写真を撮ることで、かなり解ってくるはずですので、ぜひお近くの矯正専門医にご相談下さい。 できれば、日本矯正歯科学会の認定医で、日本臨床矯正歯科医会のメンバーの方が良いと思います。 また、解らない事があれば書き込みお待ちしております。
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