口コミで矯正歯科をさがすならドクターぷらざ矯正歯科サーチ 歯科医院検索はこちら>>
矯正歯科検索 歯列矯正情報 矯正歯科相談掲示板
ドクターぷらざ矯正歯科サーチでは、矯正歯科の検索、歯科医師による相談のほか、
歯列矯正や歯並びに関するさまざまな情報を提供しています。


相談者からの返信ページです。
ここで投稿すると下の相談に返信します。

相談者
E-mail
*削除用パスワード
題名
*メッセージ
相談掲示板
タイトルなし
2008年9月8日(月)15:24:39相談者:M子 【大阪府】 女性 40歳
八重歯を最初に非抜歯で矯正し二年間位かけて、でも出っ歯になってきたので再度上下2本づつ4本抜歯し仕上がってみたら鼻下がのびて正面が変貌してしみました。気になってしょうがないので再度治療するのですが、どういうふに治療してもらえば短くなるのでしょうか?老け顔になるかもと先生にいわれて不安になってます。

Re:八重歯のため小臼歯抜歯治療後に鼻の下が伸びて気になる
2008年9月14日(日)17:31:32回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 M子さん、こんにちは!今回の矯正治療では、なかなか思ったような結果が出ずに、ご苦労されている様子、本当にすいません。担当医もなんとかしようと頑張っていると思います。

 さて、八重歯を抜歯しないで治療すると、どうしても前歯が前方へ突出してきます。前歯の突出もある程度は許容範囲内ですが、一定のラインを越えると、やはり小臼歯を抜歯して上下前歯を後退する事になります。私の診療室でも、このような機転をたどる患者さんはめすらしくありません。

 さて、この小臼歯の抜歯によって、「鼻下がのびて正面が変貌た」と言うことですが、上下前歯を後退したのですから、上下口唇も一緒に後退します。外側を向いていた口唇が後退する時、やや下に下がりながら後退します。このために、鼻の下が伸びたように感じているのではないでしょうか?

 しかし、前歯の位置は抜歯して、良い位置になったのではないでしょうか?
 という事は、唇の形を短くするような方法をお考えになっては、いかがでしょうか?
 我々矯正歯科医には口唇の形を変える事はできないですが、表情筋のトレーニング(フェイスニング)という方法もぜひご検討下さい。

 私も、下あごが極端に突出している下顎前突の症状で、外科手術を併用して治療した患者さんで、あごの位置も前歯の位置も問題ないのに、笑った時に下の前歯が見えてしまう経験をして、歯とあごの位置だけで全てを治す事はできないという事を知りました。
 このような時に、出会ったのが前記した犬童文子先生のフェイスニングです。犬童先生の表情筋のトレーニング方法は解剖学や生理学にしっかりと立脚した我々歯科医や医師には、とても受け入れ易いバックボーンを持ったトレーニングです。
 このスキルを手に入れるために、当院のスタッフを2年間、毎月のように東京の犬童先生の元へ勉強に派遣して、インストラクターの資格を取得して、フェイスニング北海道教室を主宰して良いというお墨付きをいただいております。

 最近では、犬童先生が監修で「大人のDS 顔トレーニング」として、人気のニンテンドーDSソフトとして発売され、比較的容易に誰でもフェイスニングを行なう事ができるようになって来ました。もし、私の話に興味があれば、ぜひこのDSのソフトで唇のトレーニングに挑戦してみて下さい。一旦後退した前歯をまた前方へ移動するような矯正治療を行なうよりは、よほど理にかなっているように思いますがいかがでしょう?
 少し余談ですが、今年の日本矯正歯科学会が今月の14日、15日、16日と幕張で開催されますが、学会の「スタッフ アンド ドクター セミナー」の講師に犬童先生が氏名されました。

 当院のHPより、犬童先生のHPへリンクがはってありますので、ぜひ一度ご覧下さい。


Re:タイトルなし
2008年9月19日(金)17:08:44返信者:M子
先日は回答ありがとうございます。
ですが、まだ書き忘れていあたのですが、上歯列が下歯列より大ききいので出ています。下歯列が小さくなり下歯2本同時に抜歯したのを後悔しています。様子をみながらしとけばこんなに悩まなくてもと・・・。あと、見た目がかがい咬合とまではいかないといわれますが、上歯が3分2下歯にかぶさっていて奥歯の噛み合わせがきつく感じられます。これは、上歯列を上にひきあげれないのでしょうか。それでも、トレーニングで直したほうがいいのですか?上前歯の隣左右を少し小さく削って再度矯正するとどうなりますか。これ以上悩みたくないので慎重になっています。口元が老けるのですか、お年寄りのように。

Re:「老人のように口元が老ける」とはどういう事でしょう
2008年9月20日(土)20:54:13回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科
 もしかして、M子さんは「口元が老けるのですか、お年寄りのように」という言葉に非常に傷ついているのではないでしょうか?

 この「口元がふける」という表現は、前歯を後退し過ぎると前歯を失った方のように、唇が内側は入り込んでしまうと言う事を表しています。一方、日本人は口元が出ている方が多く、欧米人は鼻が高く、下あごの先端(オトガイ)が突出しているのが普通です。このため、口元の美しさの基準となる鼻の先端と下あごの先端を結んだ線をEラインに対して、欧米人はこのラインと上下口唇は一致するのが美しいと評価されます。しかし、日本人の場合はこのラインから上下の口唇が出過ぎの事が多く、この上下口唇の位置をEラインと一致させるために抜歯する事が多くなります。

 ところが「最初から口元が出ている民族なのだから、このEラインより上下の口唇が出ていて良いではないか!むしろ、前歯を後退しすぎるのは良くない。後退し過ぎは口元が老けて見える原因になる」という先生もおります。
 私の推測ですが、歯を抜かないで治療すると、どうしても口元が出てしまいますので、それでも良いと言う事を患者さんに納得させるために「前歯を後退させ過ぎると口元が老ける」という表現をされるような気がします。

 しかし、M子さんの現在の歯の咬み合わせは「上歯列が下歯列より大きいので出ています」という事ですよね!!という事は、口元が後退し過ぎとは逆に出過ぎになっているという事ですよ!!私は文面からしか判断できませんが、M子さんは「お年寄りのように口元が老ける」ことはないと思います。逆にもっと口元を後退しなくてはならない方なのではないですか??

 追加質問の中に、
 「上歯列が下歯列より大ききいので出ています」
 「過蓋咬合に近く奥歯の噛み合わせがきつく感じられます」という事なので、これは、矯正治療でコントロールできると思いますので、担当医と良くご相談下さい。
 また、私はM子さんのお口を拝見してはいませんので、ぜひ一度、日本矯正歯科学会の認定医かつ専門医で、日本臨床矯正歯科医会のメンバーの先生を探して、矯正相談に行ってみて下さい。もう少し、具体的な話を聞く事ができると思います。
 ぜひ、諦めずに現状を正しく判定する目を持って、頑張って下さい。微力ながら応援しております。




Copyright (C) ドクターぷらざ矯正歯科サーチ All Rights Reserved
www.dp-kyousei.net