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Re:オープンバイトの矯正
2006年3月16日(木)11:48:45回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科編集
 はるさん、開咬の治療方針についてご質問いただき、ありがとうございます。
 戸惑われるの当然と思います。我々専門医の間でも、まだまだ議論のある所なので。

 その議論を要約すると、卵が先かニワトリの先か?と言うのに似ています。
つまり、舌の癖や口呼吸などの悪習癖が奥歯は咬んでいるのに前歯が咬み合ない「開咬」の状態を作り出しているのか?または、前歯が咬み合っていないから舌が出るのであって、歯の位置を修正してきちんと咬ませれば舌は出なくなるのか?
 このどちらのスタンンツに立つかで、治療方針も異なってきます。
 舌の癖が開咬の原因と考えているドクターはこの癖をなんとかコントロールしようとしますし、「開咬」の状態を修正すれば舌の癖はなくなると考えるドクターはできるだけ早く歯を動かす装置を使用して前歯をしっかりと咬ませようとします。

 舌の癖が開咬の原因と考えるドクターの中には舌が大きいのではないか?と考える先生がおり、これらの先生達は舌の大きさを縮小する手術を行っています。また、舌の癖をコントロールする装置を使用するドクターは舌で歯を押さないように、歯の裏側に柵のような装置を様々な方法で装着したり、舌を上方へ持ち上げるような形の装置を使用する先生もいます。最後に、舌の癖は患者さん本人が練習すれば、自分で治す事ができると考えるドクターは舌の練習(MFT:口腔周囲筋機能訓練法)を行います。
 この「舌の練習」に関しては、患者さんの努力次第で、すばらしい効果を発揮する事もありますが、患者さんが頑張ってくれなければ全く効果がありません。このため、この「舌の練習」をあまり信じていない先生も数多くおります。

 私は前記した最後のタイプの患者さんに癖を治す努力してもらう「舌の練習」派です。舌の癖を治す装置は大学病院の医局時代以来、開業してからは使用していません。理由は「舌の癖」が治らないと開咬が必ず再発すると考えているからです。舌の癖をコントロールする装置も装着している間は効果があるのですが、装置を外してしまうと開咬がまた再発する苦い経験を大学病院にいた時にしました。
 こう書くと「舌の練習」をするドクターが正解のように見えると思いますが、患者さんは頑張って練習しなければなりませんので、治療は楽なものではないですょ(笑)!!
 さあ、はるさんは、どのドクターを選びますか?

お礼
2006年3月17日(金)12:17:51返信者:はる
ご回答ありがとうございました。納得できる内容で、不安に思っていた事がすっきりしました。
癖が治らず開咬が再発するのは辛いので、「舌の練習」をさせて下さる先生を探したいと思います。せっかく時間とお金を費やすのですから、無駄にしない為にも努力したいです。



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