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虫歯治療
2006年4月4日(火)23:51:26相談者:ゆうき
矯正治療中の虫歯治療について教えて下さい。
目に見える虫歯は矯正前に治したつもりではありますが、運悪く急性症状等起こった場合、抜髄や根管治療は可能ですか?
また、その為にワイヤーを外したりすると、歯はワイヤーによる支えを失って不安定になるのでしょうか?

Re:矯正治療中の虫歯治療
2006年4月5日(水)16:35:24回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科編集
 ゆうきさん「矯正治療中の虫歯治療について」のご質問ありがとうございます。
 やはり、まず装置を装着する前に必要な治療は完全に終了しておくこと。
 そして、治療中には虫歯を絶対に作らない事が最も重要な事です。
 しかし、ご質問のように、不幸にして虫歯が痛くなってしまったり、神経の治療が必要になった場合には、できるだけ装置を着けたまま虫歯治療をしていただきます。
 現実的には矯正治療前に完全に治したつもりでも、歯並びが悪くて治療しきれない部分が残っていたり、歯の移動によって見えてくる虫歯もめずらしい事ではありません。この場合にはできだけ装置をつけたまま治療するか、治療する時だけワイヤーを外すようにします。
 「虫歯の治療のためにワイヤーを外したりすると、歯はワイヤーによる支えを失って不安定になる」と言うのはまさに、ご指摘の通りです。ワイヤーを換える時に一旦はずしますが、この時にはほとんどの方が不安になると言いますね!実際に、歯の動揺も治療していない方にくらべると確かに大きいのは事実です。
 余談になりますが、この不安定な状態を安定させるために、最終の仕上げのワイヤーはできるだけ長く入れておくようにしています。さらに、保定と言われる安定化する期間が必要なのです。
 ゆうきさんは、大変良くご存知ですが、業界の方でしょうか?だったら、釈迦に説法だったかも知れませんね!(笑) 

Re:虫歯治療
2006年4月6日(木)22:57:53返信者:ゆうき
ありがとうございました。
装置をつけたまま神経の治療が出来るのですか?それはブラケットやワイヤーなら可能ということですか?固定元であるバンド装着の歯はバンドを外さないといけませんよね。
良く知っているとお褒めの言葉、ありがとうございます。業界じゃないです。まったくの素人です。すごく勉強したんですよ。本やらHPやら。もちろんこちらのHPも相談掲示板もです。

Re:虫歯治療(根管治療編)
2006年4月8日(土)17:16:20回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科編集
 ご自分で勉強されたのなら、スゴイですね!
 神経の治療は通常、咬む面(咬合面と言います)に穴を開けて行います。これは、神経の入っている「歯髄」の天井部分をすっぽり抜いて、「歯髄」の形にそって根管といわれる部分の歯髄まで完全に除去します。この「歯髄」のことを、一般人は「神経」と呼んで、この治療の事は「根管治療」と言います。
 http://www.withmac.net/smilecare/smilecare.html 歯の解剖図参照

 従って、この咬合面にさえ障害物がなければ、歯の頬側(ホッペ側)や舌側(舌の側)に矯正装置やワイヤー、バンドがあっても、神経の治療には差し支えないのです。
 このため、ブラケットやバンドはつけたままでも「根管治療」は可能です。かえって、バンドがあった方が、歯冠部(ハグキから出ている通常見えている部分)の崩壊が起こって、うまく防湿(唾液が歯髄腔に入り込まないようにする)できない場合などには便利です。ただし、歯冠の修復作業(補綴)は歯の全周を使いますので、装置やバンドを除去してからでないとできません。以上、少しは歯科の勉強の足しになったでしょうか?(笑)


Re:虫歯治療
2006年4月8日(土)22:21:16返信者:ゆうき
バンド装着のまま根管治療できるのですか?すごいですね。でも、クラウンや大きなインレーはやはりバンドを外さないといけないようですね。その場合は当然ワイヤーも外さないといけませんね。よくわかりました。
ワイヤーを外すと歯は不安定になりますね。根管治療というのは時間がかかるものですが、その間、便宜的に歯列を固定するような処置等はあるのでしょうか?



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