ぴあのさん、初めまして。リテーナーについて、気軽に考えられているようですね! 「リテーナーのみはちょっと・・・かかり付けの歯医者に行った方がいい」 と取り合ってくれる歯医者がいないのは、なぜだか考えてみてください。
リテーナーは単に、口の中に入っていれば良いというのもではありせん。 矯正治療後のあと戻りを防ぎ、咬み合わせを安定させるためのものです。 従って、リテーナーをきちんと装着するのはもちろんですが、「矯正治療後のあと戻りを防止されて、咬み合わせを安定してきているっかんどうか」を責任を持って管理しなくてはなりません。入れ歯や被せる治療は、いったん患者さんの口の中に装着してしまえば、その歯は患者さんのものですが、リテーナーの場合はリテーナーを使用してもらいながら、歯並びを確実なものにして行く事が必要です。
従って、単純にリテーナーを作るだでは意味がありません。歯並びや咬み合わせを管理する器具です。リテーナーだけ作るという事は、柱が曲がったり、捻れていたり、家の外に飛び出していた家を、よその会社がきれいに建て直し、そのきれいに治った家を維持する責任を負うという事です。ましてや、最初の状態も解らず、どの柱をどのくらい移動したのかも解らない状態では、その後の管理も非常に難しくなります。 ここで柱言っているのは歯の事です。
以前の歯医者さんがどのくらい遠いのかわかりませんが、私の患者さんは東京からでも年に2、3回は診せに来ていただいてます。 また、我々矯正医がやむを得ずリテーナーの部分(保定)のみお引き受けする場合は、以前の歯科医院から当院へ転院していただき、治療経過に関する資料(写真、レントゲン写真、模型、診断および治療経過の説明書類)を持参していただいて、改めて当院でも転院された時の精密検査を行ってからお引き受けするのが普通です。 もちろん、料金もそれなりに、数万円どころかそれ以上の費用が必要になります。 これで、やはり以前の先生に診てもらうのが一番良いことがお解りになったでしょうか?
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