歯の移動距離 |
2006年11月2日(木)22:33:37相談者:のりこ |
こんにちは。 矯正治療で、歯はどのくらいの距離を動かせるものなのかをおききしたいと思います。 というのは、上顎の5、6番が大きい虫歯で根の状態も悪いので、これら2本を抜いて7、8番をそこに動かすというプランを提案されたのですが、果たして2本分の距離を歯が移動するのかどうか不安です。 私としては、時間がかかっても丈夫な歯を歯列に参加させる方が理想なので、その意味ではこのプランは有り難いのですが、結果として動かなかったらと思うと心配です。 先生の経験では何度かそうやって治した症例があるみたいです。ただ、他の先生のところでは、「矯正でどうしても埋まらない隙間はブリッジなどで対処する」ときいたことがあるので、それだけは避けたいと思っています。 全体的に歯が大きく、左右上下6本ずつで並べるプランなので、8本中2本抜くのはいいとしても、その2本が連続してある幅(2センチくらい?)を、隣の歯は移動することが可能なのでしょうか。
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Re:歯の移動距離 |
2006年11月7日(火)21:38:20回答者:小笠原 潤治
(ウイズ矯正歯科) 編集 |
のりこさん、こんにちは!! 結論から言うと、7番、8番を前方へ移動させるのは決して無理な話ではありません。 特に上顎では、それほど珍しいケースではないのではないでしょうか? さらに、のりこさんの上の前歯を後退する必要がある場合には、後退量を大きく取れますので、一石二鳥です。さらに、コンディションの悪い歯が2本もなくなるのですから、これで四鳥です。このままでは、咬合に参加できない8番(親知らず)まで使えるようになる訳ですから、抜歯しないで済みますので、これで五鳥でしょうか?(笑)
リスクを強いて言えば、上の前歯を後退しすぎる事ですが、上の臼歯の前方移動は下の臼歯と比べると、驚くほど簡単です。これは、下のあごの骨が手足の骨のような緻密骨なの対して、上あごの骨は細かい穴がたくさん開いた軽石のような海面骨であるためで、皮質骨と言われる骨の表面の固さも上の方が柔らかいためだと思います。
歯槽のうろうなどの、歯周病がなく、動かされる歯自体の根が曲がっていたり、癒着したりしていなけければ、歯が動かないということは、ほとんどありません。 私も時々「矯正治療で閉鎖できないスペースはブリッジで」と時々言いますが、これはほとんど、下顎の大きなスペースか、かなり高齢で歯周病が進行している時くらいです。 のりこさんの担当医がこれを言わなかったのは、かなり自信がある証拠です。 今回は、虫歯にしてしまった歯を矯正治療でリカバーできるラッキーを素直に喜んで良いと思いますヨ。
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Re:歯の移動距離 |
2010年12月11日(土)18:53:03返信者:たけぽん
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横やりいれるようですが 自分も気になって、ネットで調べていて ここにたどり着きましたが 下顎の左右6番を抜歯して 7番を6番の位置に移動する事はできるのでしょうか? 自分の歯の状態は過蓋咬合で 親知らずは上下左右4本抜歯済み 上顎は左右7番が大きな銀歯で膿がでて歯茎に白いチョボができています。 ですが歯列はかなり正常で綺麗に生えそろっています。
下顎は左右6番のみ大きな銀歯であります。 下顎歯列は全体的に前のめりに倒れており その分噛み合わせが深くなっていると思います。
寿命の短い上顎の7番を妥協して 下顎銀歯6番を抜歯して、健康な7番を6番の位置に持ってくる 歯の本数は、12本12本で24本になってしまいますがどうでしょうか? 医者としては上顎左右7番をインプラントにして やはり28本の噛み合わせを勧めるのが当然と思いますが、そこまですると費用が・・・ 取り急ぎ下顎7番を6番の位置に移動できるか教えてください お手数おかけします。
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