口コミで矯正歯科をさがすならドクターぷらざ矯正歯科サーチ 歯科医院検索はこちら>>
矯正歯科検索 歯列矯正情報 矯正歯科相談掲示板
ドクターぷらざ矯正歯科サーチでは、矯正歯科の検索、歯科医師による相談のほか、
歯列矯正や歯並びに関するさまざまな情報を提供しています。


担当回答者(歯科医師)専用のページです。
ここで投稿すると下の相談に返信します。

回答者
医院名
ホームページ
E-mail
*回答者用パスワード
題名
*メッセージ
相談掲示板

再矯正について
2007年7月4日(水)17:55:16相談者:pipo 【大阪府】 女性 19歳
矯正後、前歯と犬歯の上下が大きく開いてしまい、ブラケットを着けて再治療をすることになりました。しかし歯の写真をとっただけで歯型やレントゲンは取りませんでした。また、奥歯の噛み合わせについて一箇所が強く当たっているのですが、前歯の問題に注意が向いていたため、まだ一度も先生に話していません。ブラケットを着けるほかに、ゴムで上下の歯の隙間を埋めると言う選択肢も示していただいたのですが、奥歯の問題と、中途半端にやるよりはとブラケットを着けることにしました。しかしそういった理由は先生に伝えていません。

それで相談させていただきたいのですが、ブラケットを上下の歯に着けての「再治療」ということなのですが、こういう場合は具体的にどういった治療が行われるのでしょうか。奥歯をまったく動かさずに前歯と犬歯だけを上下噛み合う様に動かすつもりなのではないか、そうして奥歯の噛み合わせがよいことを前提に前だけを動かした結果、問題が出て来るのではと不安です。それとも、ブラケットを外した直後のような理想的な並び、噛み合せを目指して全体的に歯を動かしていくものなのでしょうか。

Re:開咬の再治療について
2007年7月7日(土)18:51:46回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科編集
 pipoさん、こんにちは!文面からするとpipoさんは「開咬」のようですが、いかがでしょうか?初診時にも「前歯と犬歯の上下が大きく開いて」いたのでしょうか?
 もし私の想像どおりであれば、治療は少し難しいかもしれませんね!

 まず、再治療に際して「歯の写真をとっただけで歯型やレントゲンは取りませんでした。」という事ですが、これはこれまで治療して来たので、状態はかなり把握できているし、検査したからと言って新しい事が解ると思えなかったので、省略したのだと思います。すでに解っていることで、患者さんに負担をかける事もないと考えたのでしょう。

 「また、奥歯の噛み合わせについて一箇所が強く当たっている」のは、担当医にもぜひお話し下さい。開咬は奥歯は当っているのに、前歯や犬歯、小臼歯部が上下に開いて咬み合わない状態をいいますが、この状態では奥歯だけしか当っていないので、奥歯だけ強く当って当たり前です。
 「奥歯の問題と、中途半端にやるよりはとブラケットを着けることにしました。」これは懸命です。ご自身も心配されているように、
 「奥歯をまったく動かさずに前歯と犬歯だけを上下噛み合う様に動かすつもりなのではないか、そうして奥歯の噛み合わせがよいことを前提に前だけを動かした結果、問題が出て来るのではと不安です。」
 というような不安は、全部の歯にマルチブラケットを装着して治療する場合には起こり得ません。
 まず、全部の歯にブラケットをつける場合は奥歯をまったく動かさないのは不可能です。お考えは解りますが「中途半端にやるよりはブラケットを着ける」方が「ブラケットを外した直後のような理想的な並び、噛み合せを目指して全体的に歯を動かしていくもの」なのです。

 ただし、ここからは私見ですが、なぜまた上下の前歯や犬歯が開いてきたのかという原因を考えた方が良いと思います。
 私の「開咬」の患者さんの多くは「舌を突き出して飲み込む癖」や「口呼吸」があります。そして、この悪い癖が開咬の原因になっている事が非常に多いように思います。
 pipoさんの前回の矯正治療では、これらの癖を治す事を指導されたりしているでしょうか?私の場合は、開咬の患者さんに対しては「舌の練習」(口腔周囲筋機能訓練法:MFT)という練習を行なって、最初に悪い癖を治してから全体の歯にブラケットを装着します。この練習がしっかりできていれば「開咬」の原因ななくなったワケですから、また咬み合わせが開いてくるようなことはないハズです。
 逆に言うと、この悪い舌の癖が残っている限り、ブラケットを着けようがゴムを使おうが、これらを外したとたんにまた再発すると言う事です。

 しかし、矯正歯科医の中には、この「舌の練習(MFT)」を信じていなかったり、疑問を持っている先生もたくさんおり、当院のように積極的に取り入れている方が少ないかも知れません。この舌の癖についても、担当医に良くお聞き下さい。
 私のpipoさんの症状に対する認識の間違いがあったり、解らない事があれば、また書き込みお願いします。


Re:再矯正について
2007年7月8日(日)18:41:26返信者:pipo
大変丁寧なご回答ありがとうございます。矯正を始めたのは小6で、開咬か分からないくらいぐちゃぐちゃな歯並びだったのを矯正、中三で保定へ移行したのですが、保定中にひどい鼻詰まりに悩まされ、顎が前に出て前歯のみが強く接触する時期があり、あまりにつらいのでリテーナーを緩めたりしたのですが、リテーナーを外そうかと言う頃に、上記のため、前歯の噛み合わせが極端に浅くなってしまっていたため、前歯に接着剤を乗せてリテーナーの針金の部分で三ヶ月ほど下に押し出して、リテーナーを外したのですが、(舌の癖もないようなので、このあたりに後戻りの原因があるのではと…先生はどうしてこんなに後戻りしたのか分からないそうですが…)定期健診の時には前歯に隙間が空いてしまっている状態でした。
その時装置を着けるか聞かれ、ここまでがんばったのにとショックで、できればつけたくない旨を伝えた所、マウスピースを頂き、一年ほどで右前歯が二本接触する様になったのですが、しばらく付けていないとだんだん接触が弱くなり、犬歯とその他の前歯、左の前から二番目の奥歯が完全に接触していない状態は変わらず、マウスピースをつけるのとつけないのでは、噛み合せもかなり変化し精神的にも不安なので、この際しっかり再矯正すべきだと決心しました。
当初私が、できればもう一度装置を着けることはしたくないと伝えていたため、マウスピースや、ゴムだけという選択肢を提示してくれたのだと思います。私も治療期間が終わったのに契約外で装置を着けて再矯正することには申し訳なさと不安を感じてしまい、先生ももう一度装置を着けようとは強く言わなかったため、ずるずると2年近くマウスピースで現状をかろうじて維持している状態で、すごく不安です。
これまで前歯のことだけしか問題にせず、それに消極的対処を続けていたこと、装置を着けることに抵抗がある旨をずっと伝えていたこと、ゴムだけでも装置をつける場合でも同じ約半年くらいだろうと言われたことなどから、装置を着けたとしても、同じように対症療法的な対応がなされるのではないか、再矯正なので治療直後のような噛み合せも含め理想的な状態にちゃんとしてもらえるのかというのがやはり一番心配です。もう一度装置を着けるからにはちゃんと理想的な状態で終えたいし、リテーナーも半永久的につける覚悟はあるのですが…。再矯正の場合、通常の矯正と何か異なる点はあるのでしょうか?それとも装置を着けるからには通常の矯正と変わらず、先生を信じて任せておけばいいのでしょうか…。

Re:再矯正について
2007年7月10日(火)17:36:37回答者:小笠原 潤治 ウイズ矯正歯科編集
 pipoさん、お返事ありがとうございます。
 随分長い歴史を持ち、苦労をされているのですね!!
 ここのまでの、矯正の歴史を振り返ってみると、やはり僕は舌や唇の癖や口呼吸といった「悪習癖」が原因の一つのような感じがします。「舌の癖ないよう」とご本人は言っていますが、MFTを学んだ事があるドクターか衛生士に診てもらった事はありますか??私には舌の癖や唇の癖、口呼吸などが悪さをしているように思います。

 装置をつけて再治療と言っても、歯の移動を行なうだけで、これまでの歯の移動後のあまり好ましくない歯の動きの原因まで除去できるワケではありません。
 ここは「先生を信じて任せておけばいい」という消極的な態度ではなく。担当医と良く話し合って、積極的に治療に参加していただくことで、いままでのモヤモヤがはれるのではないでしょうか?後悔や反省も大切ですが、元気に未来を信じて今までと違う事にチャレンジしてみて下さい。
 最初の「開咬か分からないくらいぐちゃぐちゃな歯並び」がここまでになったのですから、あと一息ですょ!




Copyright (C) ドクターぷらざ矯正歯科サーチ All Rights Reserved
www.dp-kyousei.net