ラルフさん、こんにちは。ラルフさんがおっしゃっている「プレート手術」という言葉が、どのようなものを指しているのか解りませんので、通常の顎変形症の外科矯正治療としてお答えさせていただきます。この外科矯正治療の中には「骨延長術」という、ネジを回しながら顎の位置を移動する方法も含んでいます。 現在の症状に関しては、歯並びにデコボコはないが、上下の歯が咬み合っていない「開咬」と上のあごが突出している「上顎前突」あるいは上下の両方のあごが突出している「両顎前突」と理解させていただきました。
さて、この場合に外科手術を行なった方が良いか、歯の矯正治療だけでも良いのかと言う事ですが、ラルさんはどこを治して欲しいのでしょう??歯だけ引っ込めて、上下の歯が咬み合わす事ができれば良いのか?上下のあご自体のズレも治療したいのか?という事が、治療方法の選択の大きな鍵となります。 勿論、歯だけ治れば良いのであれば、矯正治療を選択されれば良いですし、あごの位置も治したいのであれば、外科手術を併用する外科矯正治療を選択されれば良いでしょう。
ラルフさんの文章を拝見していると、歯並びだけを見ているように思います。外科手術を行なうと顔のどの部分がどのように変化するのかが、理解できていないような気がします。もう一度、外科矯正治療の治療結果について担当医に良くお聞き下さい。 治療にかかる費用や入院、麻酔などは、もちろん治療法の選択の時に考慮すべき事項ですが、治療の目的ではありません。 今は治療の目的をしっかりと定めて、その目的に合った治療方法を選択しなくてはなりません。あご自体が出ている事が気になって治療したいのであれば、費用が高くて入院が必要でも、外科矯正を選択すべきです。しかし、あごの位置よりも前歯を後退して上下で咬み合う事を目標とするのであれば、矯正治療を選択すれば良いでしょう。 いずれにしても、担当医ともう一度相談してみて下さい.
|